トムヤムさん(京都府)の相談

カテゴリ:インプラントメーカー

現在、タイ国に在住している者です。
日本にいた5年以上前から重度の歯周病と言われており、結局去年こちらで抜歯と義歯の治療を受けました。
最近残っている天然歯もぐらつくようになり、かかりつけの医師に相談したところ、インプラントの先生を紹介していただけることになりました。
その先生は、東南アジア地域ではじめて「ザイゴマインプラント」を手がけた方らしく、その方法についても丁寧に説明していただけました。
タイ国の医療は素晴らしいものがあるので、それについてはそれほど心配していないのですが、ただ高額な治療のため、その方法がどれほど確実で、長持ちするのかという1点が非常に心配です。
日本ではこのインプラント方法は、多用されているのでしょうか。
「ザイゴマインプラント」の危険性など、あれば是非教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。

  • トムヤムさん[京都府 41才 男性]
  • 日本の現状について教えていただきありがとうございました。
    やはりまだまだリスクを伴う方法みたいですね。
    再度検討してみます。
    ザイゴマインプラントについてのご相談ありがとうございます。
    説明はタイの先生から受けているということで
    日本のザイゴマインプラントの現状についてご説明させていただきます。
    現在ザイゴマインプラントは日本で年間50本程度の出荷と
    聞いております。かなり高度な技術が必要で私の知っている限りでは
    朝霞の安藤先生と十条の下尾先生のお二人が日常診療に取り入れて
    おれれるくらいで、他にできると聞いたことはありません。
    もしかすると大学病院の口腔外科で臨床例があるかもしれませんが
    けっして多くはないと思います。
    したがってザイゴマインプラントは非常にレアなケースと言えます。
    偶発症としては軽い?ものでは、インプラント周囲炎があげられますし
    重篤なものではインプラントの先端が目に近いところの骨に固定するために
    方向を誤り失明した症例があると聞きます。
    ザイゴマインプラントの利点は極度に骨吸収した顎でも埋入した直後に負荷をかけられるために仮歯を固定して食事ができることですが
    私の見解としては、時間はかかりますがサイナスリフトをしてインプラントを埋入する方法をお勧めします。

    天川歯科クリニック
    天川智央



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