海外在住さん(茨城県)の相談
初めてメールさせて頂きます。
一年程前に海外で、インプラントの手術(サイナスリフトも含め)を受けました。結果は、上顎洞炎になり、手術後、数週間で膿、骨の構成に使ったボーングラフトが鼻から出てくるなど最悪な状態になり、手術後約一ヶ月後にインプラントを抜くことになりました。
その後は、耳鼻科に数ヶ月通い抗生物質治療等を続け、CTスキャンで見ても炎症がほぼ無くなるまで完治致しました。
質問というのは、このように以前、インプラント治療に失敗して上顎洞炎になった人でもインプラントの再治療は可能でしょうか?(又は、お勧めいたしますか?)
又、私のように海外在住の人でも日本でのインプラント治療は出来るのでしょうか?
一時帰国で約一ヶ月日本に帰国します。(大体、一時帰国は年に2回程しております)
上の右奥後ろから2番の歯を抜歯しており、ブリッジや入れ歯も考えましたが、可能ならもう一度インプラント治療を考えております。
質問が長くなり、大変恐縮ですが、お時間がある時にご返信頂ければ幸甚でございます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
- 新百合山手ファースト歯科
- ( 神奈川県 川崎市麻生区 )
- 2013年10月21日19時26分
非常にお困りですし、大変だったと思います。特に上顎洞炎は・・・・。大変でしたね。通院も、痛みも、臭いも。今は快方に向かったとの事。良かったですね。
正直申しまして、貴方が70歳近い年齢と聞きますとブリッジをお勧め致します。とお話申し上げますが、今の年齢であればもう一度インプラントと考えるかもしれません。
貴方が私の家族やスタッフであってもそうお思います。
しかし、今の生活の拠点を考えますと、治療計画を数年間にしての治療も考えたほうがいいのかもしれません。
仮に5年間は入れ歯で過ごして5年後帰国され歯科医院にも通院できるようになってから、考えても遅くはないかもしれません。
ご自分の歯を削ってしまいますが、入れ歯がどうしても嫌ならブリッジにしておいて、帰国されてからインプラントをされるか。
当院の患者様には歯を削るデメリットをお話しますので、今月も5年間入れ歯で我慢して頂き、やっと費用がたまったのでインプラントにされたという35歳の女性もいらっしゃいます。
歯を削るのは一瞬ですが、お口とは一生付き合うことになります。よくよく相談に乗ってくれる医院が必須と思います。
インプラントができるかどうかに関しましては、Drの技量によりますが十分可能だと思います(CTそのほかデータは見ておりませんが)。
経験の少ない先生では、そのような経緯ではインプラントはすすめませんと話される先生もいらっしゃると思いますが、探せばそのような場合でも治療できる出来る先生はいらっしゃいます。
技量が十分にあり、真摯に相談に乗ってくれる先生を探しましょう。