ひらさんの相談
歯茎の移植
- 投稿者 ひら さん [53才 女性 主婦] 2021/02/25/ 17:49
- カテゴリー インプラントを長く使う アフターケア 治療済
- お悩みの歯 下あご右5番 下あご右6番
下の歯6番を随分前に虫歯で抜歯した為、7番が動き5番とのスペースはかなり狭くなっていました。
5年前に虫歯で5番を抜歯になった為、インプラントを入れました。一本しか入るスペースが無いとの事で、6番寄りに一本入ってます。
骨は痩せていたので、舌側に土台が打たれました。歯茎もかなり痩せている方だと思います。
そこに5番6番をカバーする為の大きめの歯が入ったので、とにかく食べるとインプラントに物が詰まります。先日は歯周炎にかかってしまいました。幸い軽いとの事で現在は回復しています。
そこでですが、この痩せた歯茎を移植で厚みを持たせたいと思っています。
インプラントをする前でしたら、良かったのですが、インプラントをしてからでも出来るでしょうか?
上手く癒着しないなども有るとの事で、成功率などもお聞きしたいです。
それと、歯茎を移植した部分は3ヶ月歯磨きが出来ないとネットで有ったのですが、それは本当なのでしょうか?
また抗生剤も何日位飲むのでしょうか?
抗生剤のアレルギーがあるので、全く飲まないのは難しいでしょうか?
硬い歯茎も少ない気がして、予後を考えると憂鬱で仕方有りません。
どうぞよろしくお願い致します。
- コイケ歯科医院
- ( 兵庫県 明石市 )
- 2021-02-26 19:27:00
インプラントの直径は大きいもので7mm 標準で4mmですので
天然の歯より 小さくなりますので 当然 冠の根もとは
空隙があります
天然の歯にも 下部鼓形空隙というトライアングル状の空隙がありますし
インプラントの場合の これと 同じものが できます
ただ エマージェンス プロファイルを整えると称して
冠の形態を 修正することによりその空隙を 小さくすることはできます
確かの この作業は 粘膜の厚さが厚いほど インプラントアバットメントが
粘膜貫通部分で その径を拡大できことが 容易でるため
粘膜を厚くすること(歯肉移植するということ)に意義はあるのですが 一方 歯周ポケットという
デッドゾーンができるため 利点 欠点ともにあることになります
前歯部で行う 歯肉移植は 審美的な意味が大きく その意義もあるのですが
臼歯では非可動組織を形成することのほうが 大きな目的となります
結論を申しますと 今回 食べ物がはさまりやすい 状態が生まれたのは
第二大臼歯の近心傾斜により デッドトラアングルゾーンが生まれたことです
手前の歯を喪失して 後方歯が動く場合 平行移動するのではなく 必ず 傾斜移動します 『人』という字が 人と人が よりかかりあって 成立するという表意文字なのですが
まさに その下に トライアングルゾーンがあるのが わかるでしょうか
このように 歯も インプラントに倒れかかっている状態です
解決策は 7番を抜髄(神経をとる)し 歯冠形態を整えて 間にもう一本インプラントを
埋入するか 7番を抜歯し ここに新たにインプラントを追加埋入するそして
今入れている インプラントの歯冠形態 下部鼓形空隙を 変えるということです
歯肉を厚くするのは 得策ではないと私は判断します
移植歯肉が定着しても そのボリウュームは 時間とともに なくなってゆく傾向にあります
歯肉移植の投薬は抜歯やインプラントオペに準ずる量 質が 必要となります
- ひら(53歳 女性 主婦 )
- 2021年02月27日11時47分
ご回答ありがとうございます。
7番との間にも物も詰まりますが、特にひどいのはほっぺ側の歯茎とインプラントの堺目です。食べ終わるとそこにたくさんの食べ物が詰まっている時が有り、かなりのストレスです。食事後は口をすすいで対処しています。
ほっぺ側の歯肉移植をしても、やはり時間とともにボリュームが無くなってゆく傾向に有るんですね。