Q 転勤で引っ越しが決まった。転院して治療を続けられる?
インプラント治療は長期にわたるため治療中に生活環境が変わり、引っ越しを余儀なくされることもあるかと思います。
手術を控えている場合は、車や交通機関で通える範囲であれば、できるだけ同じ歯科医院に通い続けることが好ましいです。
遠方でどうしても通い続けることが難しい方は、治療を受けている歯科医院に転院の相談をしましょう。手術を終えた場合でも、メインテナンスのために転居先でかかりつけ医を見つけるといいでしょう。
更新日:2022/1/27
スムーズに治療を再開するために必要なこと
紹介状(診療情報提供書)を書いてもらう
紹介状は診療情報提供書といい、現在の担当医が患者さんを別の病院に紹介する際に用意する書類です。
紹介状には、「氏名・年齢」「これまで行った治療や経過状況」「基礎疾患」など、その患者さんの治療を行うのに必要な情報が記載されます。
転院が決まったら、治療を受けている担当医に紹介状(診療情報提供書)を書いてもらってください。
すでに転院先が決まっている場合は、指定の歯科医院宛てに書いてもらいましょう。
加入している保証内容について確認する
インプラント治療は基本的に公的医療保険が適用されないため、歯科医院独自や民間の保証制度を設けていることがあります。
この保証に加入している場合は、継続可能かどうか契約内容を改めて確認しましょう。
歯科医院選びについてアドバイスをもらう
転院の相談をする際、歯科医院を選ぶ上でアドバイスを聞くのも転居先でスムーズに治療を再開するポイントです。
系列医院や提携している医院があるか確認する
転居先の地域に通院している歯科医院と同じ系列医院や、提携医院があることもあります。その場合は、担当医に転院が可能か相談してみましょう。
もし現在通院している歯科医院で保証制度に加入した場合は、保証内容を確認をすることをお勧めします。
転院先の担当医にこれまでの治療経緯を伝える
転院先が決まったら、新しい担当医にこれまでの治療の経緯をできるだけ詳しく伝えましょう。
治療経緯や現在の歯の状態のほか、ご自身の基礎疾患を伝えることも大切です。
治療途中でもスムーズに転院できるよう、引っ越しが決まったら早めにかかりつけ医に相談して、しっかり準備を進めましょう。