kenkenさん（大阪府）の相談
カテゴリ：手術について
インプラントの指導医の先生が開業している医院で治療で上顎の1番奥を抜歯。その手前が欠損しておりブリッジをしていたのですが、入れ歯はいやなのでインプラントを進められました。しかしながら骨が1mmしかない為サイナスリフトと支柱を埋める手術を1回、1時間半で実施するとのことです。
腕は確かと信頼しているのですが、手術室が普通の診察室の片隅であること、局所麻酔で1時間半(普通の人なら3時間くらいかかるとか)かかるとのことで2本します、怖がりの私は耐えられるのか?不安でいったん中止しています。
全身麻酔であれば逆に心配な部分もあるかと思いますが、先日受けた歯周病の外科手術と抜歯の30分でも心身ともにショック状態でしたので自信がないのです。
また、「ほとんどリスクがない」とおっしゃいますが、あまりにも骨が薄いため、こちらを読ませていただき、副鼻空炎も心配です。
こんな私に局所麻酔でもやれるでしょうか?
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- 医療法人 インペリオクリニック
- （ 宮崎県 宮崎市 ）
- 2010年01月19日19時40分
KenKen様
はじめまして、インペリオクリニックの新福です。
以下、回答させていただきます。
結論から申し上げますと、外科治療に対する恐怖心がかなりお強いようですので、局所麻酔のみでのインプラント手術は、精神的にかなり負担が大きいのではないかと推察いたします。
精神的に不安なままで手術を断行すれば、血圧が極端に上がったり、逆にショックを起こして極度に下がるという危険性も出てくるかもしれません。
もしそうなってしまうと、手術は中止せざるを得なくなると思います。
まず、患者さんに我慢してもらって手術を受けさせるというのは、どうなのかなと思います。
私の経験から申し上げますと、KenKen様のように恐怖心の強い方でも、静脈内鎮静を用いて手術をすれば、大変リラックスして手術を受けることができます。
静脈内鎮静の危険性としては、舌が沈み込むことによる呼吸の抑制が挙げられますが、経験を積んだドクターが行えば心配は要りません。
必ずしも、大学病院などから麻酔専門医を派遣してもらわなくても、十分にトレーニングと経験を積んだドクターであれば、全く問題なく静脈内鎮静を掛けてインプラント手術を確実に行うことができます。
実際、私も、年間に１２０人以上の患者さんに、自分で静脈内鎮静をおかけして手術を行っていますが、何も問題がおこったことはありません。
若干の呼吸抑制が起こるケースが１０％程度はありますが、それに対しても適切なアプローチを行えば、呼吸の抑制は解除されます。
したがって、KenKen様が不安な気持ちを持ったまま手術を受けるよりも、うとうと眠っているうちに手術が行われて、目が覚めたら終わっているという方が、断然、体への負担が小さいと思います。私の意見としてはそのようにされた方がよろしいのではないかと存じます。
それから、診療室の一角で、他の治療と一緒の空間で大きな手術を行うことは、感染のリスクが大きいと言わざるを得ないと思います。
空気中には、目に見えない細菌がたくさん浮遊しています。
今回の手術は、上顎洞を側方からあけて、内部の粘膜を挙上する手術ですので、おっしゃる様に感染予防対策を強化する必要があると思います。
したがって、総合的に考えると、たとえ手術時間が短くても、そのことが不安を打ち消したり、感染を予防したりすることにはなりませんので、感染対策のしっかりとられた手術室が完備していて、さらに、静脈内鎮静下での手術を受けることのできるクリニックを選択された方が、KenKen様にとってよろしいのではないかと思います。
これを参考にしていただき、満足のいく治療結果が得られることを祈念しております。
医療法人社団インペリオクリニック
院長 新福泰弘
はじめまして、インペリオクリニックの新福です。
以下、回答させていただきます。
結論から申し上げますと、外科治療に対する恐怖心がかなりお強いようですので、局所麻酔のみでのインプラント手術は、精神的にかなり負担が大きいのではないかと推察いたします。
精神的に不安なままで手術を断行すれば、血圧が極端に上がったり、逆にショックを起こして極度に下がるという危険性も出てくるかもしれません。
もしそうなってしまうと、手術は中止せざるを得なくなると思います。
まず、患者さんに我慢してもらって手術を受けさせるというのは、どうなのかなと思います。
私の経験から申し上げますと、KenKen様のように恐怖心の強い方でも、静脈内鎮静を用いて手術をすれば、大変リラックスして手術を受けることができます。
静脈内鎮静の危険性としては、舌が沈み込むことによる呼吸の抑制が挙げられますが、経験を積んだドクターが行えば心配は要りません。
必ずしも、大学病院などから麻酔専門医を派遣してもらわなくても、十分にトレーニングと経験を積んだドクターであれば、全く問題なく静脈内鎮静を掛けてインプラント手術を確実に行うことができます。
実際、私も、年間に１２０人以上の患者さんに、自分で静脈内鎮静をおかけして手術を行っていますが、何も問題がおこったことはありません。
若干の呼吸抑制が起こるケースが１０％程度はありますが、それに対しても適切なアプローチを行えば、呼吸の抑制は解除されます。
したがって、KenKen様が不安な気持ちを持ったまま手術を受けるよりも、うとうと眠っているうちに手術が行われて、目が覚めたら終わっているという方が、断然、体への負担が小さいと思います。私の意見としてはそのようにされた方がよろしいのではないかと存じます。
それから、診療室の一角で、他の治療と一緒の空間で大きな手術を行うことは、感染のリスクが大きいと言わざるを得ないと思います。
空気中には、目に見えない細菌がたくさん浮遊しています。
今回の手術は、上顎洞を側方からあけて、内部の粘膜を挙上する手術ですので、おっしゃる様に感染予防対策を強化する必要があると思います。
したがって、総合的に考えると、たとえ手術時間が短くても、そのことが不安を打ち消したり、感染を予防したりすることにはなりませんので、感染対策のしっかりとられた手術室が完備していて、さらに、静脈内鎮静下での手術を受けることのできるクリニックを選択された方が、KenKen様にとってよろしいのではないかと思います。
これを参考にしていただき、満足のいく治療結果が得られることを祈念しております。
医療法人社団インペリオクリニック
院長 新福泰弘
