ちーさん（東京都）の相談

サイナスリフトは、患者さんの御不満が多い治療だと思います。

サイナスリフトで、「しびれが残り、治療期間が長く、
痛かった」と、他の医院で治療をうけた方が、当クリニックに
セカンドオピニオンをもとめてきたこともあります。

ですから、私はできるだけサイナスリフトを避けて、
インプラント治療をしています。
具体的には、5mm以上骨がある方には、
ソケットリフトを複数回行うことで回避しています。
また、上顎結節が残っている方、前方の骨に余裕がある方は
傾斜埋入を行い、マルチユニットアバットメントで角度を補正して、
インプラントブリッジを入れています。
場合により、頬骨インプラントになる場合もあると思います。
（しかし、これはサイナスリフトより腫れます。）
（傾斜埋入と頬骨インプラントは、
ノーベルバイオケアのインプラントユーザーでないと
治療ができません。）

インプラントの単純な埋入は、科学的で成功率95％以上といえます。
一方、サイナスリフトを含む骨造成は、ドクターの技術依存の治療ですので、
経験のある先生の場合は問題ないでしょうが、
それが患者さんにはわかりにくいと思います。

腫れは術後２週間、術後感染のリスクは術後１ヶ月あります。
自家骨を半分加えた場合は、６ヶ月後、
骨補填剤のみの場合は、９ヶ月後に
インプラント埋入手術になります。
腫れがつよく、血腫で、目の周りがパンダのようになることも
あるそうです。

避けられる場合は、傾斜埋入などの別の方法がよいと
私は考えています。
具体的には、サイナスリフト・インプラント同時埋入が可能な
ほど残存骨がある場合は、他の方法に変更可能と思います。
主治医の先生はどのようにいわれていますか？

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