伊藤さんの相談

カテゴリ:その他

右上7番の抜歯について

右上7番が歯根嚢胞により骨が溶け始め、抜歯をすることになりそうです。抜歯については他に選択肢がなければ納得できます。ただ、抜歯後にインプラント治療を受けるか放置をするかで非常に悩んでいます。右上8番(親知らず?)を既に抜歯済み、右下は8番まで歯が残っている状態です

始めまして小金井市の沼澤デンタルクリニックの沼澤と申します。
7番のインプラント治療には、メリット、デメリットがあります。
メリットは下の7番が伸びてくるのを防ぎ口腔内の環境を適切に保つことができる点、もちろん奥まで噛めますので満足のいくかみ合わせになるでしょう。デメリットは上顎7番部の骨はもともと骨質が悪く成功率が95パーセント前後と低くなるという点、また上顎洞という空洞があり、インプラントの埋入に適した骨が十分にない場合があるということ、あとは費用がかかる事です。 上顎洞には骨を作ることが可能で、インプラントそのものをあきらめる必要はないにしても骨を増やす処置にも追加の外科処置と費用がかかります。
レントゲンを見ていないので何とも言えませんが
年齢的にまだお若いので抜いて放置すればおそらく数年で下の7番が伸びてきて7番目にインプラントを入れるスペースすらなくなっていくと思われます。
可能であるならばインプラントの治療を検討していただくといいのではないかと思います。
お問い合わせありがとうございます。
まだお若いですし対合歯もあるということですから「抜いたままで放置」、はしないほうがよろしいかと思います。抜歯後の補綴に関してはインプラントがファーストチョイスになるかと思われます。歯根嚢胞ということで上顎七番周囲の骨はかなり脆弱していると思われます。CTなどで骨の状態をよく確認してから埋入する事をお勧めします。



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