ヒロシさんの相談

カテゴリ:骨再生

骨移植とその後

  • 投稿者 ヒロシ さん [58才 男性 会社員] 2017/07/29/ 22:12
  • カテゴリー 様々な治療法 骨再生 治療前
  • お悩みの歯 上あご右4番 上あご右6番 上あご右7番 上あご左2番

よろしくお願いします。
インプラント治療で骨移植を必要としている患者ですが、よく耳にするのが骨の再吸収という言葉です。治療を受けるのが大学病院なので、先生に抜歯後に文書で質問してみましたが、故意にでは無いと思いますが、私の上記の質問には答えてくれませんでした。
しつこく2回も聞くのは気が引けたので質問したいのです。
自家骨を移植して、その後骨の吸収が必然的に起こった時点で程度の差こそあれ、インプラント体はどうなってしまうのでしょうか。

骨移植後の骨吸収、インプラント施術後の骨吸収、また経年的な骨吸収というものは必ず起こります。骨の移植材料や、移植先、移植元によって吸収する割合はかわりますが、もちろんそこに個人差まで加わるので、はっきりとは回答されなかったのではないでしょうか?
ただ、本来かなりの量を移植させますので、インプラント体に影響を受けないようバランスをとって行うのがインプラントのための骨移植です。ただ、気が引けるというよりは、ちゃんと質問をした方が、お互いのためになると思いますので、ぜひ、しっかり担当医の方に質問をしてみてください。
インプラント周囲の骨が失われると、インプラント周囲炎になります。移植骨でも変わりません。
ステイジドアプローチ(骨移植後半年程度待ってから、インプラント埋入する術式)の場合は、移植骨の方が普通の骨より骨吸収が起きやすいとは思えません。
インプラント周囲炎が起きる原因は、移植骨が原因というより、別の要因だと思います。

ご相談ありがとうございます。
骨移植についてのご質問ですね。
骨移植後の再吸収を心配されておられるようですが、一般的には骨移植後の再吸収はそれ程起こりません。
移植された骨にインプラントが炎症なくしっかり固定している状態では大丈夫です。
治療後はしっかり定期的にメインテナンスに通われ、日常もお手入れをしっかりしていただければ問題が起こることはそう多くありません。
結論としましては、あまり先のことは心配せず、インプラントを大切にメインテナンスされれば良いと思います。
ヒロシさん

こんにちは。
インプラントを支持する骨が吸収されれば、それはインプラント周囲炎ですから炎症の進行をとめねばなりませんし、進行すればインプラント体が脱落することもあり得ます。
ですから、この質問は『骨移植が失敗することはありますか?』という問いにおきかえられると思います。
術者としては面白くない質問かもしれませんが、リスクを知る権利は患者さんにはありますから、それには明確に答える義務があると思いますよ。

骨移植のリスクはその難易度によって分けれます。
陥没した骨欠損に移植するのは、最も簡単です。
残存する骨壁が少なくなればなるほど難易度は上がり、平らな骨を、全体をかさ上げする垂直性骨再生は、相当のスキルを要します。
当然リスクも高いオペレーションだと言えます。
失敗の原因のほぼすべてが治癒期間の粘膜の裂開です。

術者の立場から申し上げますと、インプラントを選択しないというデメリットを回避するために、スモーカーであるとか、糖尿患者、高齢など、さらにリスクを上乗せする要因を持つクライアントにリスクを提示しつつ、症例を積み上げているのが現場の姿です。

最悪の場合、入れたインプラントを撤去して、オペを再度行うこともあります。
あんまり悲観的に考えずに、だめならもう一度再オペと考えるぐらいがいいと思いますよ。
だって、入れ歯はイヤでしょ。
こんにちは。
私の臨床では、自家骨移植は行っておりません。
理由は、自家骨を採取する部位に対する外科的侵襲が大きいからであります。
基本的に、既存骨にインプラントが可能な症例のみ扱っております。ただし、上顎洞底挙上術など特殊な場合は人工骨を使用しております。
よって、自家骨の吸収に関してですが、明確にお答えすることはできません。





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