ひつじひつじさんの相談

カテゴリ:その他

海外にてインプラント

こんにちは。現在英語圏のヨーロッパに住んでいます。
少し長文になりますがお許しを。

先日インプラントの治療を終わらせました。

元々差し歯だったものが何度か取れてしまい、インプラントにした方がいいのかと思い、近所の歯医者にて昨年9月末に手術をして6ヶ月寝かせた後新しい歯(インプラント)を付けました。

待ちに待った当日、全ての治療を終えて歯を鏡で見たところ、インプラント+人工歯茎が付いたものが!

普通に口を開ける程度なら見えないので気にならないのですが、少し大きめに開いた時、(「う」の発音をする口を想像するとわかりやすいかな?!)人工歯茎の思いっきりピンクな感じが見えてしまいます。

ちょっと想像していたものと違かったので、このピンクの人工歯茎が付いてくると思ってませんでした、と正直に歯科医に伝えたところ、私を信用してないのかとか、人工歯茎なしのインプラントもあるが歯が長くて馬みたいに見えるのでもよかったのかとか散々言われ、嫌な思いで歯科医院を後にしました。(その歯科医はネイティブの方ではなかったので、私が言おうとする意味を汲み取ってくれなかった部分もあるかと思いますが。)

帰り道、そういえばどんなインプラントに仕上がるとか一切説明がなかったなと思いながら、悔しい気持ちと反省といたたまれない気分のまま帰宅。

帰って旦那に新しいインプラントを見せ、事情を説明したところ私が思ってるよりもピンクの箇所が見えないから気にしなくてもいいんじゃないかと言ってもらえたんですが、歯科医の対応に二人で憤っていました。

そこで質問なんですが、元々の歯の状態の兼ね合いや、私がまったく知識がないのもあるんですが、人工歯茎が付いたインプラントは普通なんでしょうか?もし日本でインプラントをする場合は患者さんがどのようにしたいという提案に歯科医ができるだけ沿っていただけるんですか??

気に入らないならまた作り直せばいいと言われ、約10万払った後に作り直してまた10万払うのかと思ったら怒りを通り越してなんで作る前に説明してくれなかったのかと呆れました。。。。やはり日本でやった方がよかったかなと少し後悔。

すみません、少し愚痴が多くなりましたがご回答よろしくお願い致します。

 インプラントの埋入位置、方向等を決めるために手術前にシミュレーションを行います。その段階で歯の大きさも決まり、抜歯後どの段階で埋入手術を行うか、骨造成などの処置が必要かなどを検討します。CTを含めたコンピューターシミュレーションでは日本の方が優れているかもしれません。

 今回のケースでは隣在歯との歯頚部(歯と歯茎の境)の高さの違いは最終補綴物(被せ)で調整可能と判断し手術に入ったものと考えられます。治療期間、費用、外科的侵襲の程度などからピンクポーセレンを用いる方法も取られます。いずれにせよ患者さんへの説明と承諾はあるべきものです。

 既にインプラントが埋入された現状での回復としては、口唇に隠れて見えないようですからピンク色を少し薄めてもらうか(歯の白い色を隣の歯と合わせるのは色々な材料・方法があり可能ですがピンク色を歯茎と全く同じ色に合わせることは難しい)、条件が整えば歯肉を移植してその部分をご自分の歯茎で隠すなどの方法があります。
  • ひつじひつじ(40歳 女性 会社員 )
  • 2017年04月13日22時29分
ご回答ありがとうございます。

そのような回復ができるかもしれないと言っていただけてだいぶ心が救われました。

年内に日本に一回帰る予定なので、その際に歯科にてこの件相談してみます。

何しろ初めてのことで、全てのことが普通なのかと思っていたのですが今考えると少しアレっと思うことも多々ありました。
(歯茎を削る手術中に思っていたのよりも上あごの骨が厚みがなかったのか、このまま手術を続けるなら当初の予定よりもお金がかかりますと手術中に言われ承諾せずにはいられない状況を作られました。)

言葉の壁だけとは言いませんが、やはり通じあう医師にお願いしたいなと今回のインプラントで学びました。

ありがとうございます。
ひつじひつじさん、今晩は!

 待ちに待って出来上がったインプラントの上部構造(口の中に出ている部分を指します)が満足のいくものでなくてとても残念な思いをしておられることでしょうね。
 歯冠長(白い部分の上下的な長さ)は、骨欠損の状態や、インプラント埋入の時期等、いろいろなファクターに影響されますが、術者は、どの位の長さになるかのある程度の予測がつくことが一般的であります。
 その場合で歯冠長が異常に長すぎるようになることが予測される場合については、治療に着手する前にそのことを予め患者さんに説明しておく必要があると思います。
 長くなりすぎる場合で、今回受けられたような白い冠にピンクの歯肉色に近い状態で作られる先生もおられることは確かです。それも合意のもとならば問題はないのですが…。今回のケースでは、ピンク色も鮮やかな色だったようで、よけいに目立つのではないでしょうか。歯肉色も何色かありますので、歯肉に合った色を使用すると目立ちにくくはなると思います。
 スマイルラインといって笑った時の口唇のラインが高く挙上される方では、歯肉まで見えるガミースマイルという状態になりますので、歯茎付きの上部構造では大分目立つと思いますが、そんなに挙上されないのであれば、見えないか、あまり目立たないかもしれません。
 広範囲の歯の欠損で顎の骨が大きく痩せてしまっている場合には歯肉付きの、インプラント上部構造も連結した形でつくることは、日本でも時々行われていますが、単独の歯では、あまり行われていないようですね。
 日本では、患者さんの希望をできるだけ沿うようにやる歯科医も増えてきていると思いますが、担当医の技術レベルや、解剖的形態等から、必ずしも希望に沿えるというわけでもありませんし、専門医ならその立場から、患者さんの希望以上の提案をさせていただくことができる場合もあります。
 今となって言えることですが、歯科医院の選択をまちがえず、おまかせ医療にせず、最終目標のいわばゴールは、患者さんと医師とが同じものを共有しておく必要があるでしょう。
 十分なお答えになっていないかとも思いますが、御許し下さいね。
  • ひつじひつじ(40歳 女性 会社員 )
  • 2017年04月20日22時04分
ご回答どうもありがとうございます。

新しい歯になってから数日経ち、忙しい日々を過ごしていたのもあってそんなに気にすることなく過ごしていましたが、歯磨き時にやはり鏡で歯からピンクの歯茎が見えるとアレっと違和感を覚えてしまうのは否めない状況です。

そうなんですね、歯肉色も何色か選べるのですね!
そう言っていただけて、救われました!!
他の歯科医で相談してみます。


こちらでは比較的歯科技術が高いと言われている東欧の国出身の先生がやられている歯科医院だったのと感じのいいアジア系の先生がいらっしゃったのでそちらの歯科医院にしたのですが、気づいたらアジア系の先生が辞めていられて、あげくあまり説明なしの医療でした。(麻酔後息苦しくなったのでどのようなものを使ったのか質問しても、問題はないの一点張りで会話が成り立たない等)

恐らくもうこの歯科医院に行くことはないと思いますが、歯科医院選び本当に大事ですね。肝に銘じておきます!!


十分な回答どうもありがとうございました。
一般的に、歯が抜けたあと、その歯を支えていた骨(歯槽骨)は「吸収」して少なくなり、凹んだ形になります。特に前歯の場合には程度にもよりますが、楔のような器具を打ち込んで骨をふくらませたり、他の部位より骨を移植して幅を太くしてインプラントを埋めることが一般的になってきています。しかし、多数のインプラントを埋めなければならない場や縦方向への骨の吸収が強い場合にはピンク色の素材で人工の歯肉を作ることがあります。
  • ひつじひつじ(40歳 女性 会社員 )
  • 2017年04月20日22時28分
ご回答どうもありがとうございます。

なるほど、そのような理由で人工の歯肉が付いたインプラントになるんですね。勉強になりました。

私の場合は縦方向への骨の吸収が強いのだったのでは?と思いますが、いずれにせよ最終的なインプラント(完成型)の説明をしていただきたかったなと今となっては遅い話ですが思いました。

人工歯肉がないものなら、上記で説明した歯が長くなって馬みたいなインプラントになるか骨を移植するかと新しい歯を付けた後言われ、何故そんなに選択肢があったのに先に言わなかったのかという疑問しか残りませんでした。

相性というかコミュニケーションというか歯科医との信頼関係が本当に大事だと今回の件で学びました。

ありがとうございました。




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