ぷちとまとさんの相談

カテゴリ:骨再生

骨移植について。

  • 投稿者 ぷちとまと さん [30才 女性 会社員] 2015/08/07/ 21:33
  • カテゴリー 様々な治療法 骨再生 治療中
  • お悩みの歯 上あご右5番 上あご右6番 上あご右7番

歯の根の先に大きなできものがあったため、右上の5番目から奥の歯を3本抜きました。
3週間後にCTをとってインプラント治療の方針が決まる予定なのですが、骨がとても少ないので腸骨移植になる可能性が高いと言われました。
下顎の骨を使うこともできるけど、欠損を確実に補うためには腸骨だそうです。
腸骨を取った後、取った部分の形は皮膚の上から見ておかしくなりませんか?
また、退院後普通の生活はできるのでしょうか?
ネットではしばらく歩けなかったとか、何年か経っても痛くなることがあるなどの経験がが書かれていて心配になってきました。

それから、右上の奥歯3本を失って、これから抜いた所が治るまでにさらに骨が少なくなって、顔がたるんだりほうれい線が深くなるのではととても不安です。
来年30歳になるし、結婚の予定があるので顔の見た目が悪くなったら立ち直れません。
上の歯だけの抜歯によって顔の見た目が悪くなることはありますか?
それは移植とインプラントによって回復しますか?

また、体の中でも腸骨を使うリスクはありますか?口の中の骨の方が予後がいいとの評判も聞きました。

CTをとって、骨の厚みが5ミリあれば移植なしでインプラントできるけど、歯が長くなると言われました。
移植なしで長い歯を入れるのと、移植して審美を確保するのではどちらを勧めますか?

ちなみにかかっているのは大学病院です。
長々とすみません。初めてのことで不安でいっぱいです。よろしくお願いします。

はじめまして安藤です。それは大変お悩みのことと存じます。骨の薄さに依存しますが私のところで移植を必要とする症例は非常に少ないように思います。しかしどうしても移植が必要であれば自家骨ではなく人工骨を使うほうが安全な気がしますがいかがでしょうか?特に腸骨は合併症による不快な症状が心配です。できるだけ安全な方法見つけて差し上げたいのでぜひ一度レントゲンがあればもって相談にいらしてくださることをお進めします
腸骨移植は、決して楽な処置ではありません。
確かに、骨造成では、骨補填材や、CGFなどの血小板による長期的な骨形成よりも、皮質骨をすでに持っている腸骨が適切ではありますが、そのための術後に不快状態が現れるのは明白ですし腰の横に切開線を設定すると思いますので傷跡は、大きくはありませんが、必ず残ります。

骨欠損の程度で、それ以外の選択肢がないのかもしれませんが、可能であれば移植以外の選択肢を再度検討されたらどうでしょう。

現在かかっておられる大学病院以外のインプラント処置が可能な医療機関にセカンドオピニオンを求められてもよいと思いますよ。
テルミナインプラントセンター
                    鳥村敏明
ぷちとまと様
 ご質問にお答えいたします。
大学病院通院中とのこと、腸骨(骨盤)から骨採取するのは当然で入院も当然です。大学病院では日本の厚生労働省の世界でも特殊な規制があるため、インプラント外科医が骨補填材を薬鑑証明輸入できるのに対して、大学では自家骨しか使うことが出来ません。口腔内から自家骨採取しても処置時間が長い、強く腫れる、強く痛むことはありますので入院を強制されます。口腔内採取が予後良好とはとても思いません。自家骨採取のような前近代的骨造成法は当クリニックでは15年前から行っておりません。当クリニックは腫れない痛まない期間が短いという低侵襲オペを基本にしており、1歯でも骨があればインプラント埋入当日にセラミック冠の型採りを行い4日〜7日でセラミック冠を装着して治療完了させる即時荷重テクニックを行っており、非常に経過良好です。これは海外で非常に多く行っている国があり、その国ではインプラント治療の50%が即時荷重で行われており、ヨーロッパ中やロシアから患者様か飛行機で訪れ治療完了して帰国されています。私の所も中国、シンガポール、オーストラリア、アメリカなどから患者様が来院されています。当クリニックではヨーロッパの世界一厳しい基準に合格した100%安全な材料を使用しています。自家骨は骨量が数年でなくなりますので、それより吸収しない材料で、つまりより経過が良く、確実に骨が出来る方法で行います。世の中では大学病院が一番良いと思われていますが、それは全くの勘違いです。もっと詳しく話をお聞きになりたいなら、話だけでも結構です当クリニックに1時間ご予約ください。
上顎奥歯の抜歯後にインプラントをお考えの場合、一番問題になるのは「上顎洞」という空洞です。
骨の造成が必要になることが多いのですが、現在では自家骨(自分の顎の骨や腸骨)による移植は患者様に多くの外科的負担をかけすぎる、ということで、「代用骨」を用いることが主流になっております。ただし、安全が保証される材料を用い、熟練した医師による施術が求められます。そのような施設でのきちんとした施術であれば、たいへん安全で、かつ、予知性が高い治療であることは世界的に証明されています。
大学病院では、厚労省に認可された材料しか使えない、などの制限があります。それはそれで安心ではありますが、患者様の負担軽減を重要視するという現代医療の流れを考えますと、それは患者様ご本人の「選択」となると思います。
どうか、一カ所の医療施設にとどまらず、セカンドオピニオンをためらわないでください。
一般歯科医院を選択される場合は、日本口腔インプラント学会の専門医、経験豊富、実際の症例の質、等、十分なリサーチをされることを強くお勧めいたします。
いろいろとご心配だと存じます。腸骨移植は確立された方法なので心配されることはないと思います。採取する量も口腔内に移植することを考えればさほど多くなく、術後の日常生活に支障をきたすことはありません。また骨盤の形がかわってしまうということもありません。口腔内より骨を採取することに比べて十分な量が確保でき安定した顎堤(いわゆるどて)を作ることが可能です。スタッフ、設備の整った大学病院であれば問題ないと思います。



相談を投稿する

専門家が教える歯科インプラントのすべて