なきこさん(愛知県)の相談
一年ほど前に前歯が虫歯なので、抜いてブリッジにしましょう、歯並びもよくなりますよ・・・と言われ抜いてしまったのですが、徐々に顔が弛んできてしまい、偏頭痛がおきるようになってしまいました。
やはり自分の歯でないので筋力が弱ってくるのか頬や目も弛んでしまい、たった一年で しわしわの別人のようになってしまったのでインプラントにして少しでも自分の歯のように刺激をあたえてあげたいのですが、骨も無いので前歯のインプラントは難しいと別の歯医者の方に言われてしまいました。
横のブリッジも二本とも神経がないようなんですが、前歯をインプラントにして横の二本は、何か被せる方法は可能でしょうか?
すごく後悔していますが、何とか前向きに考えれる方法を教えて頂きたいと願っています。
- 医療法人社団一英会 佐久平センター歯科
- ( 長野県 佐久市 )
- 2014年06月18日14時27分
前歯部の欠損に関しては1本の歯の欠損で隣接する歯に神経の処置がしてあり骨も薄いのであればブリッジで良いと考えます。臼歯部もしくは前歯部多数歯の欠損の場合のインプラント埋入は咬合力を高めたり骨吸収を抑制するために有効ではありますが、「刺激」ということを考えた場合には前歯部少数歯欠損ですのでインプラントによる骨幅維持の必要性はないと思います。逆に考えると前歯部のその部分に1本インプラントを入れても咬み合わせ全体で見た場合には筋力の増加にもつながりませんし咀嚼力の増加にもつながりません。ブリッジで十分です。ブリッジの支台となる両隣在歯が歯槽膿漏で弱い場合には口腔全体を見てインプラント使用を考える場合はあります。
ちなみに「横のブリッジも二本とも神経がないようなんですが」は用語の使い方が正しくないので状況はわかりませんが、その歯やインプラントがしっかりしていれば各々別個に被せを作ることは可能です。