ちゅらさん(京都府)の相談
もう三、四ヶ月歯医者に通っているのですが、疲れと不安でいっぱいです。
今年、額関節症と診断され、治療にマウスピースを着用して様子をみててましたが痛みは治りませんでした。
六年前に、右上の奥歯を他の医院で虫歯治療で抜きました。
額関節症の治療には、奥歯を入れ歯か自己負担のインプラントで入れる予定です。
同時に、過去の他医院で虫歯治療をした上下の四ヶ所は、銀歯を新しくする治療を始めており、診断では、欠損した右上奥歯から二つ目、三つ目とレントゲンにはうつってなかった放置の歯も神経抜く虫歯で、左奥歯もやはり虫歯になっていました。
今は、金属アレルギーかを検査中です。
また、下奥歯左右も痛みがあるので自己判断では虫歯になっているように思います。
どんな治療をするのがいいのか、虫歯治療または、額関節症の治療を受ける順番など、何から踏まえたらいいのか教えて欲しいです。
※一部内容を修正しました(運営部)
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- コイケ歯科医院
- ( 兵庫県 明石市 )
- 2013年01月22日09時29分
こんにちは
まず 顎関節症は 心理的要因もありますからペンネームみたいに おおらかな 南の海のような 気持ちで治療にあたってほしいですよ
歯は自己治癒能力のない組織ですから歯髄処置も含めて う蝕に罹患している部分は粛々と治療をすすめてゆかなければなりません
これは選択の余地のないことです
問題は どういった咬合を構築してゆくかです
咬合治療のひとつに 欠損歯の回復方法にインプラントがあります
一般に顎関節症の患者さんは 奥歯が低くなっていますので 咬合挙上という方法をとる場合がおおいです
これは 同時に 臼歯部の冠を高くしなければならないので 準備調整に時間を要します
まず 仮歯で 咬合を確かめてから最終的な冠をいれます
これは 天然歯とインプラントと同時に補綴をおこないます
多大な咬合力が 歯にかかる咬合挙上を行うには インプラントは良い方法と言えますが歯根膜という干渉組織がなく直接骨と結合するインプラントは 顎関節へのダメージが大きくなりがちであり冠をハイブリッドセラミック等 衝撃緩和する素材を用いる等の配慮が必要です
マウスピースは冠の治療を完了後も必須です
金属アレルギーは顎関節とは別問題です
以上ご回答とさせていただきます
朝霧インプラントセンター
小池 健夫