リリーさん(神奈川県)の相談

カテゴリ:審査と診断

初めて相談させていただきます。

2010年6月より通院を開始し、現在も上顎のインプラント治療中です。
2010年10月に抜歯(上1本のみ自分の歯が残っています)、12月オペでインプラントを6本、2011年2月にサイナスリフトのオペ、8月に3本のインプラントを入れて計9本となった状態でした。

2012年1月、歯茎を切開しアバットメントト装着のオペとなりました。
が、オペ後のレントゲンを見ると、9本あったインプラントが4本になっていました。

状況が把握できず訪ねたところ、定着していなかったとのことで。腐敗するため取り除いたとの事でした。

1回目オペからは1年以上経過しています。
このような事はよくあるのでしょうか?
これは失敗ではないですか?

現状を理解する事ができずにいますし、切開するまで定着しているかわからないことにも疑問を感じます。

また、今後の治療についても不安でいっぱいです。
再生可能なのでしょうか?

再生するには、またサイナスリフト等が必要になりますか?

長々と申し訳ございませんが、ご教授ください。
宜しくお願い致します。

ご相談拝見いたしました。

オールオン4(もしくは6)というインプラント治療法があります。無歯顎に4本もしくは6本のインプラントを埋入して固定式の歯を入れる方法です。大掛かりな骨造成を行わずに、神経や上顎洞をよけるような形で斜めに長いインプラントを計画的に埋入する方法です。

骨造成をきちんと行って必要本数のインプラントを埋入し、固定式の歯を作る方法もあります。もし無歯顎の場合は、最低でも8本以上のインプラントが必要になります。

3〜4本のインプラントを埋入し、それを支えに義歯を安定させる方法もあります。オーバーデンチャーと言います。これは取り外し可能なタイプになります。

どれが良い悪いではなく、患者様の状況や求めるゴール、そして担当歯科医師の考え方によって違ってきます。

今回の状況は、そのどちらでもないと思います。どちらにしても大掛かりで身体的負担も費用負担も大きなインプラント治療は計画的に行うものですし、事前説明や経過報告がきちんとされなければなりません。そういう点では不十分であることは間違いないでしょう。

どのような状況で今の結果になったのかはわかりませんが、まずはこれまでの経過をきちんと説明してもらい、患者様自身がご理解したうえで今後の事をお決めにならなければなりません。



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