かなさん(東京都)の相談
左下の前から5番目の歯が、抜けました。
永久歯が生えてこない歯で、乳歯だったのですが、徐々にグラグラと揺れるようになり、歯科医院に行ったら「もう根っこがなく、ただ歯茎にのっているだけの状態」とのことで、抜歯となりました。
治療法としては、ブリッジとインプラントがあるとのことで、歯科医師には「保険が適用されないが、両隣の歯が健康なのでインプラントをすすめる」といわれました。
費用面だけ考えるとブリッジが良いのですが、健康な歯を削るのは抵抗があります。
歯を削ることによるデメリットとしては、どのようなことがあるのでしょうか。
また、インプラントのメリット・デメリットについても詳しく教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
歯を削ると、神経が死んでしまうこともあるのですね。
やっぱり、健康な歯はできるだけそのまま残したいです。
勇気がいりますが、インプラント治療を受けてみようと思います。
- 池袋デンタルクリニック
- ( 東京都 豊島区 )
- 2011年10月26日10時07分
お問い合わせありがとうございます。
まず失ってしまった歯を修復するのに方法としては3種類あります。
それは取り外しのきく部分入れ歯か、ブリッジにするかインプラントにするかです。
部分入れ歯は、一番歯に負担がかかり難いですが取り外してお掃除しないといけませんのであまり好かれません。値段は一番安いです。
ブリッジは健康な歯を削ってしまいその上から被せものをするので被せる物の種類によっては不自然に見えたりします。
歯が生きている場合は削ることによって神経に刺激が起こり神経が死んでしまう事もあり得ます。
また、支えている歯への負担が大きく歯が弱ったり、歯ブラシが上手く出来ないことにより歯周病にもかかりやすいです。
歯周病になりますと最後には支えている歯ごと抜かなくてはいけない場合も出てきます。
神経が死んでしまった歯は、木で例えると枯れ木の状態です。
神経があり歯は生きていますので、なるべく神経は残したいですね。
その点インプラントは周りの歯は触らなくて済みます。
噛み合わせのことを考えますと、作られた歯が1本と3本の場合は1本の方が良いと言えます。
インプラントはブリッジに比べて値段が高くて治療に時間がかかりますが、一生歯は使いますので一本でも多くご自分の歯を残された方が良いと思います。