YOUさん(愛知県)の相談
カテゴリ:その他
3ヶ月前に下の奥歯を抜歯し、インプラントを考えています。
HAインプラントか普通のチタン製か迷っているのですが
やはり前者の方が良いのでしょうか。
よろしくお願いします。
- おかだ歯科・こども歯科 東海インプラントインスティテュート
- ( 愛知県 岡崎市 )
- 2011年09月01日11時38分
ご相談、有難うございました。
もともとインプラントの歴史は、チタン製のインプラントから始まりました。
スウェーデンのブローネマルクという先生が、実験の必要上、生きた動物の骨にチタンを埋め込みました。実験が終わり、いざチタンを骨内から取ろうとしたところ、チタンが骨と強く結合していることに気付きました。
つまり骨とチタンは強く結合することを偶然発見したのです。ここからチタン製インプラントの歴史がスタートしたのです。
その後、いろいろな研究が行われ、HA(ハイドロキシ アパタイト)がチタンよりも早く骨と結合し、結合力もチタンの数倍ということがわかり、HAインプラントが登場したのです。
しかし、初期のHAインプラントは、粗悪なもので、トラブルが多く発生しましたが、その後、研究が重ねられ、今では完全なHAインプラントになりました。
今、インプラント学会では、チタン派の先生とHA派の先生に分かれています。チタン派の先生は初期の粗悪なHAインプラントで痛い目に合い、チタンに戻った先生が多いと思われます。
私自身はチタンインプラントとHAインプラントの両方を使用しましたが、結論からいうとHAインプラントのほうがはるかに、優れていると思います。まとめると、チタンインプラントと比較して、
1、骨との結合が早い
2、結合力が強い
3、骨を造る(GBR)力に優れている。
4、インプラント埋入が容易=手術時間の短縮
などです。
私は今では、チタンインプラントはほとんど使用していませんが、決してチタンインプラントを否定するものではありません。
長い文章になりましたが、貴方のお役に立てば幸いです。
おかだ歯科*こども歯科
岡田 孝志
もともとインプラントの歴史は、チタン製のインプラントから始まりました。
スウェーデンのブローネマルクという先生が、実験の必要上、生きた動物の骨にチタンを埋め込みました。実験が終わり、いざチタンを骨内から取ろうとしたところ、チタンが骨と強く結合していることに気付きました。
つまり骨とチタンは強く結合することを偶然発見したのです。ここからチタン製インプラントの歴史がスタートしたのです。
その後、いろいろな研究が行われ、HA(ハイドロキシ アパタイト)がチタンよりも早く骨と結合し、結合力もチタンの数倍ということがわかり、HAインプラントが登場したのです。
しかし、初期のHAインプラントは、粗悪なもので、トラブルが多く発生しましたが、その後、研究が重ねられ、今では完全なHAインプラントになりました。
今、インプラント学会では、チタン派の先生とHA派の先生に分かれています。チタン派の先生は初期の粗悪なHAインプラントで痛い目に合い、チタンに戻った先生が多いと思われます。
私自身はチタンインプラントとHAインプラントの両方を使用しましたが、結論からいうとHAインプラントのほうがはるかに、優れていると思います。まとめると、チタンインプラントと比較して、
1、骨との結合が早い
2、結合力が強い
3、骨を造る(GBR)力に優れている。
4、インプラント埋入が容易=手術時間の短縮
などです。
私は今では、チタンインプラントはほとんど使用していませんが、決してチタンインプラントを否定するものではありません。
長い文章になりましたが、貴方のお役に立てば幸いです。
おかだ歯科*こども歯科
岡田 孝志