アズキさん(東京都)の相談
メールにて失礼します。
インプラントは今32歳ですが今やると生涯持たせる事は可能なのでしょうか?
1月に2本やったのですが追加で2本考えています。
また、日本インプラント認定医、国際インプラント認定医、NPOインプラント認定医とか、いろいろ肩書きがありますが何を持っていると腕が確かなのでしょうか?
又インプラントにはいろいろメーカーがあると思いますがどのメーカーのものが良いのでしょうか?
最後にやはり10年保証がない所は避けた方が良いのでしょうか。
- インプラントネット運営部
事務局より回答させていただきます。
※当サイトの情報は、利用者への資料提供を目的としたものであり、医師の診断を代替するものではありません。ご了承ください。
◆認定医について
インプラントの分野では、様々な「認定医」の資格がございます。
下記に、参考として、「日本口腔インプラント学会」が認定する「専門医・指導医」および「認定医」についてお知らせいたします。
日本口腔インプラント学会における「専門医・指導医」および「認定医」とは、学会がインプラント治療に関して適切で充分な学識と経験を持つ」と認めた歯科医師に対し、資格を認定・交付する制度です。
下記の条件を満たし、学会が行う専門医の試験に合格した医師を「専門医」と呼びます。
<専門医の条件>
(1) 日本国歯科医師の免許を有すること。
(2) 5 年以上継続して正会員であること。
(3) 研修施設に通算して 5 年以上在籍していること。
(4) 日本歯科医師会会員であること。
(5) 専門医教育講座を 3 回以上受講していること。
(6) 本会学術大会及び支部学術大会に 8 回以上参加していること。
(7) 本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める 所定の研修を終了していること。
(8) 口腔インプラント指導医 2 名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
(9) 施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
(10) ケースプレゼンテーション試験に 合格していること。
(11) 本会学術大会又は支部学術大会において 2 回以上発表を行っていること。
(12) 口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌 に 1 編以上発表していること。
同じように、下記の条件を満たし、学会が行う審査に合格した医師を「認定医」と呼びます。
<認定医の条件>
(1) 日本国歯科医師免許を有すること。
(2) 2年以上継続して正会員であること。
(3) 指定の研修施設に通算して2年以上在籍していること。
(4) 日本歯科医師会会員であること。
(5) 本会学術大会及び支部学術大会に、4回以上参加していること。
(6) 本会の認定講習会を受講していること。
(7) 2年以上経過した5症例を提出できること。
(8) 口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
(9) ケースプレゼンテーション試験に合格していること。
資格をもった先生は知識・経験があるという点では安心ですが、資格がないと良くないということではありません。
また、先生の症例をたくさん見せていただくこともお勧めします。サイトなどに実際に治療した症例を数多く出して公開している医院もございます。
また、患者様に最も合った治療を提供してくださるドクターを選択することが大切です。信頼関係を築くことができるドクターがどうかで選択されることをお勧めいたします。
◆メーカーについて
現在、日本の歯科医院で使われているインプラントのメーカーは多数あり、それぞれのインプラントのメーカーによって、
・前歯に適しているインプラント
・奥歯に適しているインプラント
・骨の幅が十分ある場合に適しているインプラント
・骨幅が少ない場合に適しているインプラント
・臨床実績が最も多いインプラント
など、さまざまな特徴があります。
アズキさんのご要望とお口の状態をよく知っている担当の先生に、アズキさんにあったインプラントを選んでいただくことが一番安心ではないでしょうか。
不安や疑問に思う点は、納得がいくまで先生とよくご相談ください。
◆保証について
人のかむ力は、自分自身の体重ほどの力があると言われています。
そのため、ドクターは、患者様がインプラントをずっと快適に使い続けられるよう、残っている歯や歯ぐきの状態、かみ合わせ、全体のバランスなど、あらゆる要素を考慮したうえで、入念な計画を立て、治療を進めます。
しかし、成功率は100%ではないため、保証があれば安心して治療が受けられるかもしれません。
ただし、保証内容は歯科医院によって異なりますので、治療を受ける前にきちんと確認をされることをおすすめいたします。