小貫さん（埼玉県）の相談

1.上顎の犬歯の位置に生えていた乳歯が抜けました(永久歯はありません)、
乳歯の後にもインフ゜ラント手術は可能でしょうか?

永久歯の犬歯より乳歯の犬歯の幅のほうが小さいのでインプラントをいれずらいと思います。
ＣＴを撮影して歯のなくなった骨の厚みと幅を診断すればインプラントが可能かすぐわかります。

2.犬歯の場合は、噛み合わせの関係から
難しいとも聞きますが、
何か問題はありますか?

犬歯はかみ合わせの鍵になるとても重要な歯です。
人間はあごを横にずらした時に、理想的なかみ合わせの場合、犬歯だけが当たってずれていきます。
このとき奥歯は接触しないほうが良いのです。
これを専門用語で犬歯誘導といいます。
あごの動く3次元的な角度により、強大な力が犬歯にかかると予想される時は慎重に診断する必要があります。
インプラントの直径や長さが重要になります。
できれば長くて太目のほうが良いですが骨の形が悪ければ理想的にインプラントを入れることはできません。
いずれにしてもＣＴで診査することが重要です。
また犬歯以外の歯の歯周病の状態も良く診査することがとても大切です。
皆さんインプラントのことばかり考えますが、他の歯が悪い場合はインプラントの負担が多くなり、寿命が短くなる可能性もあります。

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