チャロさん(東京都)の相談

カテゴリ:手術について

アメリカで6本のインプラント手術とサイナスリフトの手術をうけましたが、すべて靴を履いたままでした。
歯科医以外の全ての診療も土足でしたので、帰国して、靴を脱ぐ上に殺菌されたスリッパが用意される事にとてもびっくりしています。土足と衛生面との関係はどうなのでしょうか?問題はないのでしょうか?

アメリカ、欧州、世界のほとんどの国の診療室は土足です。
確かに日本では土足よりも靴を脱いだほうが衛生的に感じるかもしれませんが、他の国の人にとっては靴を脱ぐという行為は精神的に不快もしくは不衛生的に感じるようです。
これも国の習慣や文化の差と思います。靴を脱がないからといって診療室のなかが院内感染がしきりに起こっているという報告はありません。

それより日常診療で使う器具器材は日本より高いレベルの滅菌器があり、診療器具はより滅菌されている確立が高く、ディスポーザブルのものもよく使います
日本はある個人の診療室が滅菌体制を高度に整えたからといって保険診療が高く請求できるわけでもなく、厚生省より「院内感染防止の勧め」的なマニュアルなどがあって指示されますが、現実は個人の診療室は診療費が安く、全部自費のアメリカ欧州並みに行うには困難な面があります。それで平均的に日本全国の歯科医院ががアメリカ欧州のように高いわけではないと思います。
もちろん日本の医院が全部そうであるわけでもなく、完全滅菌しているところもいいくつかあります。
土足であるアメリカ、欧州などは肝心な治療部位、術野に関しては滅菌体制は医院平均的に遥かに高度であることはになめないと思います。



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