MARさんの相談
MAR
- 投稿者 MAR さん [75才 女性 ] 2024/07/15/ 08:39
- カテゴリー 治療中
- お悩みの歯 下あご左5番 下あご左6番 下あご左7番
インプラント前の抜歯後、歯茎から出た骨?のようなものが当たり痛くて削って貰い縫合しました。この縫合のことで相談させて下さい。
抜歯後の縫合で、歯茎が頬に繋げて縫ってあり、頬に張り付いたような形になってしまっています。つまり、頬と土手の間に溝がない状態です。
抜歯後の歯茎が低かったからなのかわかりませんが、頬につながった状態で縫い合わせず、溝を残すことはできないのでしょうか。例えば歯茎どうしの頬側と舌側で縫うなど不可能なのでしょうか。歯ができても頬を噛んだりしそうに思います。
(説明が足りなかったらご質問下さい。)よろしくお願い致します。
- コイケ歯科医院
- ( 兵庫県 明石市 )
- 2024-07-17 19:02:00
骨へのアプローチをするときは
骨膜を骨面から剥離し 骨の処置を終えれば
また縫合します
その時 最優先事項である 骨露出を避けるために
骨膜を すこし ひっぱってきて
粘膜の緊張を 緩和して 縫合することもあるのです
それは 理にかなった 外科手技ですが
その結果として 口腔前庭といわれる
歯肉と口唇との溝が浅くなることもあります
骨組織が 治癒した後に その逆の過程の処置もできます
骨膜を剥離して 根尖側に移動する方法です
口腔前庭拡張術 歯肉弁根尖側移動術 などが
その術式の名称です
そこまで すべきかどうかは 本人の意向にもよります
筋肉の動きにより 粘膜の可動範囲が 時間とともに
拡大することもあり得ます
私的には 歯もしくは インプラントの周囲に
非可動組織が1mmでもあれば
口唇筋肉の動きで 歯肉が 牽引されることに
抵抗性があるので
それで いいと 思いますよ