ささのさんの相談

カテゴリ:治療後のトラブル

上奥歯のインプラント

歯が原因で副鼻腔炎が悪化しているとのことで、左上奥歯を抜歯、その後インプラントを勧められました。事前のCT撮影の段階で、「なかなか難しい手術になる、突き破る可能性ある」といわれ、辞めた方が良いのではないかと伝えましたが、「大丈夫、上手にします」と言われ、そのままお任せしました。
手術の途中で、明らかに上顎を突き破り、鼻腔内に水が流れ込むのを感じました。手術中だったため吐き出すこともできず、そのまま喉に流れ込み、飲み込むほかありませんでした。
手術後、上記を伝え、再手術の必要性を問いましたが「たぶん貫通してますが大丈夫、再手術の必要はないと思います」と言われました。抗生剤と痛み止めで経過をみるとのことです。
このままで、上顎に貫通した状態が改善することはあり得るのでしょうか?

CT撮影して詳しく状態を確認する必要がありますが、インプラント手術時に上顎に貫通した部分が感染していなければそのまま経過をみて問題ありません。感染している場合やインプラント体が骨と結合しない場合は再手術が必要になる可能性があります。
歯が原因の副鼻腔炎であれば、原因歯の抜歯
をまず行います。その時に副鼻腔と交通したのであれば、感染さえ起こさなければ、問題なく塞がってきます。
インプラント治療はその後になります。骨の状態にもよりますが、サイナスリフトやソケットリフトなどの骨造成を行い、数か月経ってからインプラント埋入手術を行うのか、骨造成とインプラント埋入を同時に行うのかは、審査診断が必要だと思います。
繰り返しになりますが、抜歯時の交通であれば問題ないと思います。



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