ララさんの相談

カテゴリ:骨再生

抜歯後の骨再生

こんにちは。どうぞよろしくお願いいたします。

3年半ほど前、左下6番を抜歯し、そのままにしておりました。


が、現在、骨吸収がすすみ、歯茎が他の歯と比べ減り(サイドがへこんでいる)、
顔の左側にしわやたるみ、へこみ等できるようになり、かなり気になっております。

そこで、ご質問です。


●今後、骨の吸収をすこしでも遅らせるには、インプラントがいいですか?
(ブリッジ・入れ歯と比べて、ボルトが入ってる分刺激があるし、かさ増しするのではと単純に思いました。。)

●CGFなどの骨再生は、インプラント、ブリッジ、入れ歯、どれを選択しても、できますか?

●歯茎の出っ張りがほしいので(顔のへこみを直したい)、その他、手術法など方法がありましたら
ご教示いただけますと幸いです。


どうぞよろしくお願いいたします。

歯根やインプラントが埋まっている骨は歯槽骨と呼ばれます。歯槽骨は歯根を支えるために存在するので抜歯によって歯根がなくなれば存在価値を失い、退縮していきますが、再度インプラントにて負荷を加えてあげれば、吸収されなくなります。
骨の吸収量にもよりますが、まずは、骨造成を施してその後にインプラント埋入することで問題は解消すると思われます。
  • ララ(39歳 女性 )
  • 2022年12月07日00時09分
早速、どうもありがとうございました。
歯槽骨の退縮を遅らせたければ、インプラントが一番よいでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
上部構造(歯の部分)が入ると多少は改善するかもしれませんが、┌6欠損の骨造成だけでは、大きな造成量にならないので、下顔面の顔貌はそれほど変化しないと思います。

歯茎が減ってきている原因は、┌6が1歯欠損したことだけではないかもしれないので、他の診断も視野にいれ、主治医に相談した方がいいと思います。
お答えします。
1)長期欠損は骨吸収だけでなく、残存歯の歯牙移動を起こし咬合崩壊へと繋がります、欠損となったら早期に何らかの方法で補綴し歯列を保護すべきと考えます。歩けなくなたご年配の方の足が急激に捕捉なるのと同じです。既に骨吸収が激しいとのことですが、そのままではインプラントが出来ない場合もあり、その際は骨造成を併用しますが、造成した骨を生着させるのは簡単ではなく難しい部類に入ると思います。
2)欠損に関しての補綴法として、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3法しか無いわけですが、どちらにしても顎堤を理想的にするためには骨造成は有効です。その際は、AFGやCGFなどの再生療法
は有効です。
3)下顎臼歯部位の頬側の歯槽骨の吸収、退縮は顕著な部位となります。顔貌の変化もあることでしょう。大きい場合は自家骨移植
採血による骨造成、人口骨による骨造成、骨幅拡大術など多々あります、チタンメッシュなども併用してしっかり造成部位のスペースメイキングをすることが肝要となります。当然患者さんへの侵襲は大きくなります。
以上、担当する先生からよく説明を受けられるようにして決定して下さるようお願い致します。ご自身のお身体ですのでご自愛の程を。
  • ララ(39歳 女性 )
  • 2022年12月07日00時18分
早速、詳しく!どうもありがとうございました。

2)欠損に関しての補綴法として、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3法、どれも、AFGやCGFなどの再生療法はできますか?

(ブリッジや入れ歯にした場合、再生療法をしても、骨に何もうまってないから、長い目で見ると、意味がないのでしょうか?
インプラントに踏み切れないのですが、骨の吸収で顔の変貌がとても嫌で最大の悩みなので、骨を増やしたければインプラントにしなくちゃいけないのかな?と思っております。。)


どうぞよろしくお願いいたします。
再度の質問にお答えさせて頂きます。
1)可能ですが、その目的と効果をよく整理して下さるようお願い致します。
2)顎骨の歯槽骨の添加には適切な咬合力が必至なのですが、ブリッジなどの選択では、骨造成をしても、長期的には消失してしまうと考えられます。前記したように歩けなくなったご年配のお方の足が急に細くなるのと同様です。
3)インプラントは適切に行われればの前提ですが、世界的には標準の欠損補綴法となっております。日本だけがネガティブに受け取られているようです。 また、顔貌の変貌は左下6番のみの欠損だけが原因なのか?もよく整理なされたほうがよろしかろうと思います。
どちらにしても、担当している先生からの説明をよく聞かれるようお願い致します。



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