たーちゃんさんの相談
よろしくお願いします。
8年前に入れた右上のインプラント2本が上顎洞を貫通してると今の歯医者さんで言われました。
痛みなどはありませんが右の鼻だけ通り悪いです。
心配になり、インプラントを入れた先生の所へ行くとレントゲンを見ただけでは判断が出来ないし、今問題が無いのなら、あえてそこをいじる必要はないと言われました。
問題が出たら抜くしかないとも言われました。
私も痛い思いはしたくないので、出来ればなにもしたくありません。
レントゲンでは素人目でもわかるほどしっかり貫通してるように見えます。
そのような状態でこの先何もせず放置しても問題ありませんか。
心配でたまりません。
- 本荘歯科クリニック
- ( 鳥取県 鳥取市 )
- 2022-06-08 11:32:00
インプラントが上顎洞を貫通していたとしても、症状が無ければそのままで問題ありません。
ただし、それが原因で副鼻腔炎という鼻の炎症が起きてしまう場合は、インプラント撤去などが必要になるケースもあります。
CTを撮影すれば、貫通したインプラントの周囲に炎症が起きているかどうか確認できるので、その上で耳鼻科と相談しながら治療する必要があります。
- たーちゃん(49歳 女性 )
- 2022年06月08日15時17分
右の鼻が詰まるとまで行かないですが通りは良くないです。
これが副鼻腔炎なのでしょうか。
これは最初からなのか、インプラントした後からなのかはわかりません。
生活に支障をきたすことはありません。
今現在何も無ければこの先、貫通してることによって悪化することはないと考えて大丈夫でしょうか。
同じような質問で申し訳ありません。
よろしくお願いします。
- 本荘歯科クリニック
- ( 鳥取県 鳥取市 )
- 2022年06月08日15時25分
インプラントが原因であれば、インプラント処置後に症状が出現しているはずです。
今現在大丈夫だからこの先ずっと大丈夫とは言い切れませんが、インプラントが上顎洞を貫通していても無症状であれば基本的に処置は不要です。時々、そのことをあまり理解していない歯科医や耳鼻科医が、貫通している無症状のインプラントを撤去したほうがいいと説明することがありますが、あれは間違っています。あくまでインプラントが原因で上顎洞炎になった場合のみ、撤去を考えます。
- たーちゃん(49歳 女性 )
- 2022年06月08日23時46分
インプラントを入れた直後の記憶はありませんが、記憶がないということは特にトラブルは無かったんだと思います。
先生のお話を聞いてとても安心しました。
このままなにもせず、インプラント周囲炎に気をつけ歯磨きを徹底して今ある歯も大切にしていこうと思います。
ありがとうございました。
- カンダデンタルけやきオフィス前橋
- ( 群馬県 前橋市 )
- 2022-06-08 18:27:00
先に申し上げますが、この診断には詳しい診察が必要となる内容ですので、実際に拝見しないとはっきりとはわかりません。
ですのでいただいた情報の中で推察されることをいくつかお話していきます。あくまでも参考としてお読みください。
今の歯科医院で診断したレントゲンはCTでしょうか。それとも二次元のパノラマレントゲンでしょうか。
パノラマレントゲンだけですと上顎洞の正確な診断が難しい場合があります。
上顎洞底骨は経年的に下がってきますので、レントゲン上では一般の方にはインプラントが貫通して見えるように映ることもあります。慣れてない先生でもそういう判断をしてしまう方もいますので無理はないです。
もしCTでも明らかに貫通しており、尚且つ上顎洞炎(感染)を起こしている場合には早急に対応が必要となります。
右の鼻の通りが悪いことと関係あるかもしれませんし、上顎洞炎が無くても通りが悪いことはあるので相関関係は実際の状態を拝見していないのでなんとも言えません。
いずれにしても痛い思いをしたくなければ、最小限の負担で済むように早めに精密な検査を受けられることをおすすめ致します。
- たーちゃん(49歳 女性 )
- 2022年06月08日23時54分
レントゲンはパノラマレントゲンです。
今まで特に気にする事は無かったのですが今かかっている歯医者さんでそのように言われ不安でした。
痛みや腫れなどもないので、このまま様子を見ようと思います。
丁寧な説明をしていただきありがとうございました。
- 水戸インプラントクリニックおおとも歯科
- ( 茨城県 水戸市 )
- 2022-06-09 11:13:00
インプラント除去の必要はありません。
インプラント治療に詳しくない歯科医師がみると「インプラント2本が上顎洞を貫通しているし、これは問題がある疾患だ」と感じて、あなたに伝えたのでしょう。
同時に「鼻の通りが悪い」といった鼻の現状と歯科インプラントを関連付けてしまい、心配になったのだと思います。
しかし、鼻の通りと8年前に埋入したインプラントは関連がありません。
詳しく説明しますね。
レントゲンで上顎洞に突き抜けているように見えるインプラントは、そう見えるだけで、実施にはインプラントと上顎洞の空洞の間には粘膜が存在しています。インプラント周囲に歯槽骨がないだけで、粘膜までないわけではありません。
粘膜はレントゲンに写らないために、知識のない歯科医師はびっくりしてしまうでしょう。
インプラントの先端付近の骨は経年的に溶けていき、インプラント周囲の骨が失われることもあります。しかし、粘膜が失われることはまずありません。
インプラントで噛むときの力はインプラントの付け根4mmに集中します。インプラントの先端には噛む力による骨のたわみが伝わりませんので、使われない骨は退化してやせていくことがありますが、それはごく自然な事です。
次に鼻の通りが悪い点についてお話しますが、これは副鼻腔炎の可能性があります。副鼻腔炎の原因の9割以上が患者本人がもともと持っている鼻腔の形状によるものです。鼻中隔と呼ばれる鼻の中心の軟骨が曲がっている人や鼻の奥の粘膜が分厚く、空気の通りの悪い人、自然孔といわれる上顎洞と鼻腔との交通穴が狭い人、ふさがっている人です。
耳鼻科に行って内視鏡手術を受けて自然孔を広げるとか、鼻茸を除去するなどの処置を受けると鼻の通りも良くなります。
これも、インプラントの知識の無い耳鼻科医にあたると「インプラントを除去しましょう」といわれてしまうかもしれませんが、その時も安心して耳鼻科の処置だけやってもらうように頼んでみて下さい。
全てがうまくいくと思います。鼻の通りが気にするほどでないならそのままで叶わないと思います。安心してお過ごしください。
- たーちゃん(49歳 女性 )
- 2022年06月10日20時35分