らんさんの相談

カテゴリ:保険適応

次から次へとむし歯に

  • 投稿者 らん さん [31才 女性 会社員] 2020/06/15/ 20:50
  • カテゴリー インプラントの費用 保険適応 治療前
  • お悩みの歯 上あご右5番 上あご右6番 上あご右7番 上あご左3番 上あご左5番 上あご左6番 上あご左7番 下あご右6番 下あご左6番

私は物心ついた頃からずっとむし歯だらけの歯で今30前半で歯が9本ありません。
2本はインプラントを入れているのですが予算の関係で全部はできていませんが、また若いので入れ歯はしたくありません。残っている歯もすべて神経がありません。
歯がない箇所が3番、左右上両567番、上下両6番、と
飛び飛びでまとめて全部抜けてくれればインプラントのブリッジができ費用もうかせるのですが、抜けたはを補う感じで次々インプラントしてたら28本全部にインプラントいなくてはいけないことになり、かなり高額になります。
費用も考えると全部抜けるまで待ってインプラントのブリッジにした方がお安くすみますか?
またインプラントは上下左右7番は入れずに短縮歯列にすることもできますか?

家庭をもっていて小さな子供もいるので金入りです。働いても働いても高額すぎてインプラントできません。今後インプラントの価格は保険適用にならないですか?

らんさん

大変な状態のようですね。
よく考えてください! 85歳まで生きるとして、後50年あります。その間どのような状態で過ごすかを考えたことがありますか?
現在主流のチタンスクリュータイプインプラントが開発されたのが1960年代で、治療法として確立して日本に導入されたのが1983年です。患者さんの口の中で機能した最長が約40年と言われています。私の患者さんで最長28年、25年以上の患者さんが14名です。その14名全ての患者さんの経過は追えていませんが、現在も来てくれる患者さんでは100%の成功率です。
今後のことを考えて必要最小限で短縮歯列で良いと思います。
既に2本のインプラントが埋入されていると書いていますが、そのインプラントとブリッジにしてインプラントの本数を減らすことは出来ませんか。
噛み合わせはバランスが大事です。見かけ重視で前歯の仕上げでは絶対に長持ちしません。
必ず左右の奥歯でしっかりとかめる状態にしないと安定しません。

そして一番大事なことがあります。日頃の手入れと、歯科医院でのメインテナンスです。
あなたは子供の頃からの食習慣と手入れの悪さが原因で歯を失ったのです。今後の手入れを
本当に頑張らなければ、いくら治療してもまた歯を失うことになると思います。小さなお子さんがいるようなので、なかなか自分の時間が取れないかもしれませんが、頑張ってください。

全部抜けるまで待つというのはとんでもないことです。なるべく歯を残す努力をしてください。
抵抗があるかもしれませんが、インプラントで取り外しの義歯を安定させるという治療法もあります。以上のことを考えて、2本のインプラント治療を受けた先生に相談してみてください。

保険治療というものは歯科医師なら誰でも可能な基礎的な治療法のみです。インプラントは
歯周病治療、外科手術、補綴修復、噛み合わせなど全ての知識と技術を必要する高度な治療法です。ガンや腫瘍で顎の骨を失った方に顎を再建してインプラント治療という分野のみ保険適用ですが、一般のインプラント治療が保険適用になることはありません。
ご質問ありがとうございます。確かに全部抜けてからインプラント治療をした方が治療費を抑えることができることもあります。
ただ、それまでに咬めず体調を崩すなどもありゆると思いますのでお勧めできません。
インプラントの上部構造(被せもの)にはセメント固定式とねじなどで止める可撤式のものがあります。将来を考えると可撤式のものを視野にいれてみたらいいですか?ご担当の先生にご相談してみてください。



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