まりこさん(山口県)の相談
60歳の父のことで相談があります。よろしくお願いします。
若いころに少林寺拳法をやっていて、拳があたった衝撃で歯の土台が折れたり痛くなってしまい、いまでは膿もでてしまうほど弱ってきています。柔らかい物しか食べられません。この場合全部土台から抜いてしまい、インプラントか総入れ歯をやったほうがよいのでしょうか。
骨の治療として形成外科に行けば痛み止めしかもらえず、歯医者さんに行けば、虫歯ではないからと適切な治療が受けられません。ちなみにすごく田舎なので病院の質にも問題があると思います。今回お返事をいただいて、これからのアプローチ方法がわかれば、よい病院を探してみようと思います。
もうすぐ定年退職なので、おいしいものを存分に食べさせてあげたいです。何卒よろしくお願いします。
- あいおい歯科・インプラント矯正クリニック
- ( 山口県 宇部市 )
http://aioi-d.jp/
はじめましてまりこさん、宇部市 あいおい歯科 古野です。
歯による食生活の不充実はご本人にとっては切実な問題だと思います。お話をお聞きするかぎりでは、どうやらお父様は全顎的な歯の喪失の危機にあるようですね。
総入れ歯かインプラントか?悩むところだと思います。費用、簡単さで言えば総入れ歯かもしれませんが、実際の食事に対する制限は体験した人にしか分からないつらさがあるようです。やはり、きちんとした食生活のことを考えればインプラントによる固定式の歯ということになるのでしょうか。
ただ、問題点としては、治療費や、無歯顎からのインプラント治療ができる病院が限られている事、また今回の場合であれば、病院への距離、病院への通医院回数も問題になってくるでしょう。
無歯顎から普通にインプラント治療をすれば、1年ぐらいかかる可能性があります。ですから、無歯顎のインプラント治療ができる病院が近くに無くて、遠方の医院に通医院される場合は、更に治療時間の短縮、通医院回数の少ない治療法ができる病院をさがしてください。特に、お父様の治療法としておすすめしたいのが”All−on−4”という方法です。当医院でも遠方からいらっしゃる患者様にはお勧めする方法です。治療回数が少ない、オペの外科的侵襲が少ない、オペ後すぐに仮歯が入る、治療費がおさえられる、など、メリットが今回のお父様の場合には多いような気がします。
また、ご質問等あればお気軽にご連絡ください。