インプラント治療は高額療養費の対象になる?安く治療を受ける方法は?

虫歯や歯周病が進行して歯を失ってしまった。インプラント治療を検討しているものの、費用が高額であるため躊躇している。経済的に受けるか悩む方が多いです。

インプラント治療は高額療養費の対象となるのか、インプラント治療を少しでも安く受ける方法はあるのかを紹介します。

更新日:2024/12/23

インプラント 高額療養費

■目次

  1. この記事のポイント
  2. インプラント治療は高額療養費の対象になる?
  3. インプラント治療の費用の負担を減らす方法はある?
  4. デンタルローンを活用する
  5. モニター制度を利用する
  6. モニター制度を利用する
  7. まとめ
  8. 記事監修

この記事のポイント

・高額療養費制度の対象は公的医療保険適用の治療のみ
・インプラント治療は確定申告の医療費控除の対象になる可能性が高い
・デンタルローンは低金利で設定されていることが多く、返済負担が軽減される

インプラント治療は高額療養費の対象になる?

インプラント 高額療養費

結論、インプラント治療は高額療養費の対象外です。インプラント治療は公的医療保険適用外で自由診療のため、高額療養費制度の対象外になります。

高額療養費制度とは、医療費が一定の金額を超えた場合に、自己負担を軽減できるの制度です。高額療養費制度は医療サービスを受ける際の経済的負担を軽減し、患者さんが必要な治療を受けやすくします。

ただし、高額療養費制度では公的医療保険適用の治療のみが対象となります。基本的にインプラント治療は自由診療であり、高額療養費の対象にはなりません。

*例外として、先天性疾患や事故でインプラント治療を受ける場合に公的医療保険適用になることがあり、高額療養費の対象です。

インプラント治療の費用の負担を減らす方法はある?

インプラント治療は自由診療で、自己負担が大きく悩んでいる方も多いです。少しでも負担を減らしてインプラント治療を受ける方法を解説します。

デンタルローンを活用する

デンタルローンとは歯科治療用ローンで、高額な医療費がかかる場合に治療費用を分割で支払うことができます。一括で支払う余裕がないものの、できるだけ早く治療を始めたい場合に適しています。

返済期間や月々の支払い額を選択できるため、自分の経済状態に応じたプランが立てやすいです。また、カードローンよりも低金利で設定されていることが多いので、返済負担も軽減されます。

ただし、歯科医院によって導入している・していないがあるので、事前に確認しましょう。また、デンタルローンの利用には審査があります。

→デンタルローンを利用する場合のメリット・デメリット、具体的な返済モデルに関しては『デンタルローンとは?高額なインプラント治療を無理なく分割払い!』をご覧ください。

モニター制度を利用する

モニター制度とは、一定の条件のもとでインプラント治療を特別価格で治療を受けられる制度です。歯科医院のプロモーションの一環として、医院のホームページや広告に使用される場合があります。

実績・宣伝用の写真のため、治療過程・結果を記録することが求められます。一般的にモニター制度は応募条件が設定されているため、必ずしも誰もが応募できるわけではありません。自分の治療内容が公にされることに対し不安がある場合は、モニター条件を事前にしっかりと確認し、場合によっては通常費用で受けると良いでしょう。

モニター制度を利用する

モニター制度とは、一定の条件のもとでインプラント治療を特別価格で治療を受けられる制度です。歯科医院のプロモーションの一環として、医院のホームページや広告に使用される場合があります。

実績・宣伝用の写真のため、治療過程・結果を記録することが求められます。一般的にモニター制度は応募条件が設定されているため、必ずしも誰もが応募できるわけではありません。自分の治療内容が公にされることに対し不安がある場合は、モニター条件を事前にしっかりと確認し、場合によっては通常費用で受けると良いでしょう。

まとめ

自由診療のインプラント治療は高額療養費対象外であるものの、確定申告の医療費控除を活用すれば、払った所得税の還付が得られ、住民税の負担も軽くなります。ほかにもデンタルローンで毎月コツコツと支払う、モニター制度を活用することで経済的な負担を軽減することもできます。自分の経済状況に合わせて無理のない範囲で治療を開始しましょう。

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。