インプラントの治療に掛かる費用を比較検証

従来のインプラント治療は、歯が1本も無い状態の顎に失った歯とほぼ同じ数のインプラントを埋め込む治療方法です。外科手術に耐えられる健康状態であれば治療を受けられることがほとんどです。ただし、インプラントを埋め込む本数が増えるため、外科手術の範囲が大きくなり、身体への負担と費用がかかります。
治療期間は約3～6ヶ月間です。（骨の状態によって、治療期間は異なります。）

All-on-4は歯が1本も無い状態の顎に4本のインプラントをバランスよく埋め込み、約12本の固定式の人工歯を支える治療方法です。失った歯の数だけインプラントを埋め込む従来のインプラント治療とは異なり、外科手術による身体の負担と費用を軽減することができます。また、手術後に仮歯を装着することができるためすぐに固定式の歯が必要な方に向いています。ただし、お口やお身体の状態によって治療ができないこともあります。また、All-on-4は高い技術が必要であり、全ての歯科で受けられる治療ではありません。インプラント治療を受けられる歯科医院も全体の30％にも満たないとされています。
治療期間は約3～6ヶ月間です。（骨の状態によって、治療期間は異なります。）

All-on-4（オールオンフォー)はどんな人に向いているの？

インプラント治療(All-on-4)後は、お口のトラブルを未然に防ぐために、お口の状態の確認や歯のクリーニングなどの定期的なメンテナンスが必要となります。事前にメンテナンスにかかる費用と通院回数について確認しておきましょう。お口全体のメンテナンスを30分～1時間とした場合の費用の相場は、3,000～10,000円です。

歯科医院で行うメンテナンスとは？

患者さんのお口の中の状態などにより異なる事がありますので、詳しくはインプラント治療を受ける歯科医院にお問い合わせください。

歯科医師　古川雄亮　先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。