インプラントの術後、麻酔が切れたあとの痛みはどれくらい?
インプラントの手術後、麻酔が切れた後の痛みはどれくらい続くのでしょうか。
当記事では術後の痛みや注意点などについてご紹介します。
更新日:2023/04/10
■目次
インプラントの術後はどのような痛みが出るのか
インプラントの術後はどのような痛みが出るでしょうか。
インプラントを埋め込む手術自体は歯ぐきの切開が必要になりますので局所麻酔、静脈内鎮静法を用いて行います。
そのため手術中は痛みを感じにくいですが、麻酔が切れた後に痛みが出てきます。
痛みは、ずーんとした痛みや怪我をした際に傷口がじんじんしたりズキズキしたりするような痛みに似ています。
またインプラントを埋め込む位置や手術の程度によっては腫れが伴うこともあります。
インプラントの術後に気をつけること
術後の感染を防ぐために抗生剤が投与されることが多いです。
処方された薬は用法用量を守って服用しましょう。
鎮痛剤も同時に処方されますので必要に応じて服用しましょう。
術後の痛みや腫れには個人差がありますが、術後2~3日をピークに1~2週間は続くと考えて予約をとっておいた方が安心です。
また麻酔が切れるまでの時間に食事をとると誤って舌や頬粘膜を噛んで怪我をしてしまったり火傷の恐れがありますのでお食事は麻酔がきれてからにしてください。
インプラントの術後は飲酒や喫煙は控えて
飲酒することにより血行がよくなると出血が止まらなくなったり痛みが強まる原因となります。
また喫煙は傷口の治りを遅らせてしまうため痛みを助長させてしまう可能性があります。
喫煙は顎の骨とインプラントが定着する上で悪影響となりますのでインプラントを埋め込む方にはおすすめできません。
インプラントの術後の私生活で心掛けること
処方された薬はしっかり服用
抗生剤は術後の感染予防のために処方されます。
決められた時間に飲み続けることで初めて効果があるお薬ですので用法用量を守って飲むことが大切です。
術後はどうしても痛みや腫れが出てくることがありますので必要に応じて鎮痛剤も服用しましょう。
食事
術後は辛い食べ物や熱すぎる物、硬すぎる物、炭酸飲料などの刺激が強い物は控えましょう。
また直接的な刺激を避けるためにも手術部位とは反対側で噛むように心がけてみてください。
運動や入浴
運動やお風呂に長く浸かるような入浴方法、サウナなどもアルコール同様に血行が良くなるので再出血や痛みの原因となる可能性が高いです。
激しい運動や長風呂は極力控えましょう。
お口のケア
傷口の刺激にならないようにお口の中のケアをしましょう。
手術部位の抜糸までの期間はあまり歯ブラシを歯ぐきに直接的には当てないようにしましょう。
一方でお口の環境が良くないと傷口の治りが遅くなったり細菌感染を起こしてしまったりする可能性がありますので鏡を見ながら慎重に行うことが大切です。
またうがい薬が処方された場合はそちらを使用して優しくうがいを行いましょう。
まとめ
このようにインプラントを埋め込んだ手術後は痛みを伴うことがあります。
しばらくはお口の中を労り、術後の注意点に気をつけて安静に過ごされることをおすすめいたします。
記事監修
歯科衛生士:中村 優佳
国立大学歯学部卒業後、歯科衛生士として勤務。
同時取得した養護教諭免許も活かし、患者様の口腔内のケアを通して全身の健康をサポートさせていただいております。
〈取得資格〉
・歯科衛生士国家資格
・養護教諭一種免許状
・ホワイトニングコーディネーター
・日本歯周病学会認定歯科衛生士資格取得
〈所属学会〉
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会
・一般社団法人 日本歯科審美学会
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