下の歯を1ピースインプラントで治療した症例

インプラント総合サイトです。下の奥歯を歯周病で失い、1ピースインプラントで治療をした患者様の症例です。

更新日:2023/05/02

■目次

  1. 初診 55歳(女性)の症例
  2. 治療前の口腔内写真
  3. 治療前のレントゲン写真
  4. 治療計画を立てるための検査・診断
  5. インプラントを埋め入れる手術
  6. 手術後の口腔内写真
  7. 手術後のレントゲン写真
  8. 人工の歯を被せる
  9. 【※】

初診 55歳(女性)の症例

1年前に、歯周病が悪化したことにより左右の奥歯を抜歯し、その後、満足に噛めないという理由で来院された患者様の症例です。

インプラント治療では、手術に不安を持たれていました。あごの骨の検査結果によっては手術の回数の少ない1ピースインプラント(インプラント体とアバットメントが一体化しているインプラント)が使用できること、歯科麻酔医の立ち会いの下、静脈内鎮静法を用いることができることをお伝えしたところ、インプラント治療を選択されました。

治療前の口腔内写真

治療前の口腔内写真

治療前のレントゲン写真

治療前のレントゲン写真

治療計画を立てるための検査・診断

治療計画を立てるための検査・診断

CT撮影をした画像から、埋め入れるあごの骨が十分にあるか、高さや幅などに問題がないか把握します。1ピースインプラントを埋め入れるだけの十分な骨の厚みが確認できたので、患者様に1ピースインプラントを勧めることができました。

1ピースインプラントを用いたため、埋め入れた後の日常生活でもう一方の失った箇所に負担を与えないため、片方ずつインプラントを埋め入れる計画を立てました。

インプラントを埋め入れる手術

初診から1か月後に左下に1ピースインプラントを埋め入れました。局所麻酔に静脈内鎮静法を併用して手術を行ったので、不安なく治療を受けられたとおっしゃっていました。2週間後に抜糸と洗浄を行います。

手術後の口腔内写真

手術後の口腔内写真

手術後のレントゲン写真

手術後のレントゲン写真

人工の歯を被せる

人工の歯を被せた口腔内写真

インプラントを埋め入れた手術の約2ヶ月後にCT検査を行い、あごの骨とインプラントが結合していることが確認できましたので、人工の歯を装着しました。これで左下の治療は完了です。この後、右下の治療も行いました。

【※】

治療結果には、患者様によって個人差があります。

記事提供

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。