インプラント認定医、指導医について

日本では、歯科医師免許とは別に、認定医や指導医などインプラントに関する資格を取ることができます。このページでは、日本国内のインプラント認定医と指導医の違いについて、また、資格を取得する方法について説明します。

更新日:2020/06/24

■目次

  1. 認定医・指導医ってどんなもの?
  2. インプラントの認定医
  3. インプラントの指導医
  4. 記事監修

認定医・指導医ってどんなもの?

インプラント認定医とは・・・
学会の認めた、学術大会、研修会、講習会に参加し、インプラント医療に関し、適切かつ十分な
学識と経験を有する医師に交付されるもの。
すべてクリアしている場合、認定医となります。

インプラント指導医とは・・・
認定医となり、さらに深い学識と技能を有する医師に交付されるもの。
認定医兼指導医として登録されます。

インプラントの認定医

日本口腔インプラント学会の場合
認定医の条件(一部抜粋)

・学会の在籍年数が5年以上
・学会の指定する研究施設の在籍が通算5年以上
・学会の学術大会等への参加が5回以上
・学会の指導医2名からの推薦
・治療から3年以上経過している症例20人以上
・論文発表
・認定医試験(筆記試験)
・認定医試験(口答試問)

インプラントの指導医

日本口腔インプラント学会の場合

指導医の条件(一部抜粋)

・学会の在籍年数が10年以上
・認定医になってから7年以上
・学会の学術大会等への参加が10回以上
・学会の学術大会や国際学会での研究報告6回以上
この内、主演者2回以上
・学会の理事3名からの推薦
・治療から5年以上経過している症例100人以上
この内、全顎症例が20以上
・研究論文6編以上
この内、3編は筆頭著者

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。