骨が不足している言われたけど、できるインプラント治療「グラフトレス術式」って?
しっかりと人工の歯を支えるのには顎の骨が十分あることが大切です。でも骨が足りない場合は?骨造成の以外にも「グラフトレス術式」があります。グラフト(骨移植や骨造成)をレス(しない)で、骨の厚みが足りなくてもインプラントを埋め込むためには?詳しくご紹介します。
更新日:2019/10/01
■目次
グラフトレス術式とは?
グラフト( 骨移植や骨造成 ) レス ( しない ) によるインプラント治療とは、従来であれば骨量が不足しているために骨移植や骨造成が必要とされていた症例において、より短いインプラント( ショートインプラント )や傾斜埋入、オールオンフォー ( all on 4 ) などによって通常のインプラント治療と同様に治療を進めていくことが可能な患者様にとってメリットの大きい最新のインプラント治療法です。
症例によっては、どうしても骨移植や骨造成が必要となる場合もありますが、骨移植・骨造成の場合は、口腔内外から骨を採取することや移植手術により、身体的負担や経済的負担が伴います。
また、骨移植をした場合、移植後、約6ヶ月の治癒期間を待ってからインプラント手術が可能になるため、治療期間も長期となってしまいます。
できるだけ安全・確実に、可能な限り患者様に負担が少ないように、グラフトレス術式によるインプラント治療は存在します。
グラフトレス術式によるインプラント治療のメリット
・骨量が不足しているために、骨移植・骨造成手術により治療に長期間かかっていた患者様でも、グラフトレス術式を利用することで、一般的なインプラント治療と同様にできます。
・骨移植 ( ボーングラフト )・ 骨造成手術( サイナスリフト・ソケットリフトなど) にかかる身体的負担や治療費を軽減できます。
・骨移植・骨造成による感染リスクを回避できます。
ただし・・・
グラフトレス術式は骨移植や骨造成をせずにインプラントを埋め込むという高度な術式であるため、歯科医師の高度な知識・技術が求められます。
グラフトレス術式による症例①
傾斜埋入を利用して骨造成を避けて、即日に噛めるようになるALL ON 4 の症例
グラフトレス術式による症例②
ショートインプラントを使用して骨造成を回避した症例
記事提供
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