維持費は?副作用は?インプラント治療後に知っておきたいこと

治療の費用もかかるけど、治療が終わった後にも維持費って掛かるの?定期健診やアフターケアのメンテナンス費用についてお答えします。インプラント治療後のケアは欠かせないし、もしかしたらもっとインプラントを入れるかもしれないことも考えると知っておきたいことです。

更新日:2019/09/30

■目次

  1. インプラントの維持費はどのくらいかかりますか??

インプラントの維持費はどのくらいかかりますか??

A:決まった維持費はないでしょう。メインテナンス料がかかる程度です。

維持費について
これは主にメインテナンス料ということになります。
基本的に保険適応内の治療になるので費用は数千円という程度だと思います。

但し必ず定期健診は必要になります。
3ヵ月ごとに医院に行くとして1回3千円程度としておよそ一年で1万円~2万円程度。インプラントの再手術になることを考えれば絶対に定期検診に行く方が金銭的にもことをお勧めします。

金属を入れてるけど副作用ってあるの?
インプラントは金属だから本当に身体になじむか心配という方も入ると思います。インプラントの失敗などで、ぐらつきなどが起こる場合もありますが、原材料となるチタンの影響での失敗や副作用は殆ど報告されていません。 (※稀にチタンアレルギーの方もいらっしゃいます。)


また副作用も完全に無いとは言い切れませんが、やはり術後のオーラルケアをしなかったりすると感染症にかかりますし、定期検診でメインテナンスに行かないと口の中やインプラントの状態について歯医者さんがわからず、対処も遅れてしまいます。


結果、インプラントが失敗に終わってしまことになるのです。



【インプラントは更に増やすことが出来る?】

一度インプラントを入れたと入っても、他の歯が抜けてしまうことは勿論あります。
事故など(出来るだけここで虫歯や歯周病が原因ってことはないようにしましょう!)。

その場合は勿論手術が可能です。

インプラントを増やす場合は特に最初の手術とは手順は変わりません。
ただ、一度受けている分、同じ医院でやった場合は治療がしやすいということはあると思います。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。