インプラントの歯周病?「インプラント周囲炎」に注目!
インプラント治療後は、お口の中を清潔に保つことが必要で、汚れが停滞してしまうと「インプラント周囲粘膜炎」を引き起こすことがあります。ここでは、インプラント周囲粘膜炎とはどのような病気なのかご紹介します。
更新日:2019/09/27
■目次
インプラント周囲粘膜炎とは?
これは、インプラントの周りにある粘膜に炎症が起こる病気です。インプラントの周りに歯垢(プラーク)が停滞し、歯周病原細菌が増殖したことにより発生し、次のような症状がみられますが、痛みや違和感などの症状がでないため自分では気付きにくい特徴があります。
・インプラント周囲粘膜の発赤
・インプラント周囲粘膜の腫れ
・歯を磨くと出血する
インプラント周囲粘膜炎が進行すると、やがてインプラント周囲炎に
インプラント周囲粘膜炎のまま放置していると、炎症が拡大し、「インプラント周囲炎」を引き起こしてしまいます。インプラント周囲炎は、顎の骨にまで感染が及んだもので、治療や症状が緩和するのに時間がかかったり、顎の骨に定着していたインプラントが外れたりすることもあります。
>>インプラント周囲炎とは
インプラント周囲炎に進行しないために
まずは歯科医院で適切な処置を受けましょう
インプラントの周りについたプラークや歯石を取り除いたり、インプラントと歯茎の間の溝に薬剤を入れて細菌を洗い流したりして、原因を除去する必要があります。
日常生活を改善しましょう
ブラッシングや食生活に問題があることが考えられますので、歯科医師や衛生士に相談し、プラークがつきにくい生活習慣を身に付けましょう。
>>インプラントを長持ちさせるためのセルフケア
定期検診を受けましょう
自分では気付かないうちにお口の中に変化が生じていることもありますので、インプラント周囲粘膜炎の予防や早期発見のために、プロの目でチェックを受けておくことが大切です。6ヶ月~1年に1回は定期検診を受け、お口の健康維持に努めましょう。
>>歯科医院で行うメインテナンスとは?
インプラント周囲粘膜炎になってしまっても、適切な処置を受けて生活習慣を改善すれば治ることが多いようです。上記のことに注意してインプラント周囲粘膜炎を防ぎましょう。
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