合わない入れ歯からインプラント(All-on-4)で噛める歯に!
歯科インプラントに関する治療説明『Nobel Guideを用いたオールオンフォーの症例』についてご紹介します。歯を失ってお困りの方、入れ歯・ブリッジが合わない方は是非ご覧下さい。
更新日:2019/09/26
■目次
NobelGuideを用いたAll-on-4 [オールオンフォー] 治療
CASE 失ってしまった歯を4本のインプラントで治療
多くの歯を失い、20年間入れ歯を使用してきた50代の女性。
入れ歯が合わず、食事が不便で、発音も困難な状態でした。きれいな歯で、ちゃんと噛んで食べられるようになりたいと、インプラント治療を希望されました。
STEP1 診断
この患者様は遠方からの来院のため、治療回数と期間の短縮を必要としていました。
そのため、上あごは入れ歯を作りなおし、下あごはインプラントを埋め入れたその日の内にに仮歯を装着する治療計画を立てました。
下あごの残った歯は機能しないので抜歯し、同時に4本のインプラントをバランスよく埋め込み、その上に連なった人工の歯を被せる治療法「All-on-4(オールオンフォー)」を行います。
>> All-on-4(オールオンフォー)について詳しい解説はこちら
STEP2 検査・シュミレーション
まずは、CTで撮影したデータを基に、コンピュータシュミレーションソフト「Nobel Guide(ノーベルガイド)」でインプラントを埋め入れる位置をシミュレーションします。
>>Nobel Guide(ノーベルガイド)について詳しい解説はこちら
STEP3 手術用テンプレート
STEP2のシミュレーションで得たデータから、インプラントを埋め込むための手術用テンプレートと仮歯を作製します。
STEP4 インプラントの埋め込み
シュミレーションした位置に手術用テンプレートを用いて、4本のインプラントを埋め込みます。
STEP5 すぐに仮歯を装着
インプラントを埋め入れた後、上あごの入れ歯とのかみ合わせを調整して、インプラント体に仮歯を装着します。
STEP6 最終的な歯を装着
手術の約3カ月後、かみ合わせの安定が確認できたため、インプラントに最終的な人工歯を装着します。このケースでは、プロセラインプラントブリッジを装着しました。
※プロセラインプラントブリッジとは?
ノーベルバイオケア社が提供する、CAD/CAMと呼ばれるコンピューターを利用した設計と生産を行うシステムによって、チタンやジルコニアセラミックの固まりから削りだして作成された技工物のことです。
Before・After
<治療前>
ほとんど歯がないためにしっかりと噛むことができませんでした。
<治療後>
見た目に美しくなったうえ、しっかりと噛めるようになりました。
また、発音もよくなったとのことです。
治療前
治療後
記事提供
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