インプラント治療の流れは?イラストでわかりやすく解説!
インプラント治療は、長期にわたる治療工程を踏むため、治療の流れをしっかりと理解しておくことが大切です。この記事では、検査から治療完了までの各ステップをイラストでわかりやすく解説しています。治療を受ける前に、これらの工程を確認して不安を解消し、スムーズな治療を目指しましょう。
更新日:2025/03/24

■目次
この記事のポイント3つ
・インプラント治療は検査から完了までの4つの工程を経て進行し、綿密な治療計画とメンテナンスが重要です。
・インプラント手術には1回法と2回法があり、手術後の治癒期間を経て人工歯を装着します。
・信頼できる歯科医院を選ぶために、治療内容や実績、患者の口コミを確認することが大切です。
インプラント治療とは?
インプラント治療とは、失ってしまった自分の歯の代わりに、人工歯根(ネジ)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着して噛み合わせを改善する治療法です。
歯周病や虫歯により歯を失ってしまった場合でも、インプラントにより天然歯のような噛み心地と優れた審美性を獲得できます。
インプラント治療にかかる費用は期間は?

インプラント治療にかかる費用は1本あたり30万円から50万円程度です。インプラント治療は基本的に公的医療保険適用外のため、費用は歯科医院によって大きく異なります。
インプラント治療にかかる期間は患者さんのお口の中の状態によりますが、一般的な治療期間は3ヵ月~1年程度が目安です。
→インプラントの費用相場については『インプラントの値段は?費用相場から保険まで治療費についてまとめました!』をご覧ください。
2025年3月 株式会社メディカルネット調べ
インプラント治療の流れを紹介
インプラント治療とは、失ってしまった自分の歯の代わりに、人工歯根(ネジ)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着して噛み合わせを改善する治療法です。ここでは、一般的なインプラント治療について、治療全体の流れとインプラント手術の流れの2つに分けて説明します。
インプラント治療には、医院でのカウンセリング、インプラントの埋め入れ、人工歯の装着、メンテナンスまでの、大きく分けて4つの工程があります。
STEP 1 .カウンセリングと術前検査

インプラントの治療方法には、失われた歯の数や位置、インプラントを埋め込む骨の硬さ、量などによって様々な選択肢があります。そのため、事前に患者さんにインプラント治療や手術の内容について説明をしていきます。その後、治療のための術前検査に入っていきます。
インプラントは顎の骨に埋め込むため、神経や血管を傷つけるリスクが起こりえます。そのため、レントゲンや歯科用CTを用いて検査を行います。 また、他にも噛み合わせのチェックなども行います。
STEP 2 .治療計画の立案と決定

検査を行った後、結果をもとに治療計画を立てていきます。しっかりとご自分の要望や希望を歯科医師に伝えましょう。また、費用や手術の具体的な内容、治療期間について確認しておきましょう。
検査の結果によっては、先に他の疾患の治療を行うこともあります。外科手術となるインプラント治療を安全に行うためにも、しっかりと治療してからインプラント治療に臨みましょう。
STEP 3 .インプラント手術
治療計画が決まったら、インプラントを埋め込む手術を受けます。顎の骨にインプラントを埋め込み、骨とインプラントが結合後、人工歯が装着されます。
手術の際に、麻酔が使用されますが、手術に対する不安が強い方のために、「静脈内鎮静法(セデーション)」という麻酔方法を併用している歯科医院もあります。
静脈内鎮静法とは、点滴を通じて麻酔薬を投与し、まるで眠っているかのような状態になる麻酔です。
→静脈内鎮静法による効果、薬を服用されている方へのリスクについては『ウトウトしている間に手術終了!リラックス麻酔について』の記事をご覧ください
STEP 4 .手術後のメンテナンス
インプラントを埋め込み、人工の歯が装着された後は、インプラントを長持ちさせるためにも定期的に歯科医院でメンテナンスを受けましょう。
通院頻度は歯科医師や検査結果によって異なるため、しっかりと確認し通院しましょう。また、少しでも使い心地が悪かったり、不安が生じたら歯科医院に相談に行きましょう。
インプラント手術の流れ
インプラント治療の工程の中で、多くの方が不安を抱きやすいのが、インプラントを埋入する手術だと思います。
インプラントの手術は1回法と2回法と呼ばれる2つの方法があります。2回法は、1度目の手術でインプラントを顎骨に埋め入れ、インプラントが顎の骨にしっかりとくっつくように数ヶ月間の期間を置き、2度目の手術で人工の歯を装着していきます。
インプラントの埋め入れと同時にインプラントが顎の骨にくっつきやすくなるよう骨補填をすることがあります。
1回法は骨がしっかりしていて、インプラントを埋め込む手術をするだけで安定するケースに適応されます。手術回数が少なくて済みます。
今回は2回法のインプラント手術の流れについて、図で解説します。
STEP 1 .一次手術

治療計画立案後、問題なければ手術です。1度目の手術では、図のように歯茎を切開して顎の骨を削り、インプラントを埋め込みます。所要時間は本数によって左右されます一般的にかかる時間は1時間~3時間程度です。
STEP 2 .治癒期間

一次手術の後、通常は約3ヶ月~6ヶ月の治癒期間をおきます。インプラントに使用されているチタンは、骨とインプラントが結合する性質を持っています。期間中、仮歯を使用することもありますので、仮歯を希望される方は歯科医院に相談しましょう。
骨とインプラントの結合期間を終えると、人工歯の装着をする前の二次手術に入ります。
STEP 3 .二次手術

骨とインプラントが結合して安定した後、インプラント体の頭の部分を露出させ、そこに人工歯との連結部分(アバットメント)を装着する処置(二次手術)が行われます。この状態で歯茎が治るまで、約1~2ヶ月おきます。
STEP 4 .人工の歯の装着

歯茎が治った時点で歯型を取り、上部構造(人工歯)を作ります。色や形は人それぞれ違いますので、個人に合わせて製作し、インプラントに取り付けます。上部構造は、様々な素材がありますので、担当の歯科医師とよく相談して決めましょう。
このような流れでインプラントの手術は進みます。多くの工程がありますが、インプラントを長持ちさせ、しっかりと人工歯として機能させるために、大事な工程です。
まとめ

インプラント治療は、ただ、ネジを埋め入れるだけではなく、事前にしっかりと検査し、計画が立てられ、手術、メインテナンスが行われます。工程が多く、期間を要する治療です。
また、治療に時間がかかるだけでなく、外科手術をともなうため、様々なリスクがあります。そのため、選ぶ際は信頼のできる歯科医院を選びましょう。
歯科医院選びに迷っている方は、実際に治療を受けた患者さんの口コミを見たり、その歯科医院が得意とする治療について調べることで、信頼できそうな歯科医院が見つかるかもしれません。このサイトでは、インプラント治療を受けるうえで歯科医師を選ぶポイントも紹介しておりますので、ぜひ参考にして下さい。
→インプラント歯科医院の口コミを見てみる
→歯科医師を選ぶポイントを見てみる
記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。
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