高額となるインプラント治療費の現金払い以外の支払い方法とは
インプラントの治療は基本的に保険治療の適応外ですので、大きな費用が掛かります。現金払いのほかにデンタルローンやクレジットカードの利用ができる医院が多いです。
更新日:2020/08/20
■目次
Q:治療費が高額で払えません。?
A:ローンを組むことが出来ます。カードや銀行が行っている医療ローンがありますので、調べてみましょう。
治療費の支払いについて
インプラントは保険治療の適応外ですので、歯科医院によって治療費に差が出ますが、数十万円という大きな費用がかかります。
治療費の支払方法や支払い時期は、医院によって異なります。
支払方法は、現金一括、現金分割(分割の期間には治療期間内というところもあるので、何回払いにできるか確認が必要です)、クレジットカード利用、デンタルローンなどがあり、支払いの時期は手術の前や当日、上部構造の装着時など様々です。
一括で払えないという方は当然多いと思います。
そこで用意されているローン、クレジットカードについてみてみましょう。
デンタルローンって?
一度にまとまったお金を用意することが難しい場合には、デンタルローン(歯科治療専門のローン)を利用するという方法もあります。
これはローン会社が患者さんに代わって治療費を支払い、患者さんはローン会社に月々定められた金額を返済していくシステムです。
歯科医院によっては、特定のローン会社と提携しているところもあります。
デンタルローン申し込みの条件はありますか?
原則として、18歳以上で継続した収入のある方。(ローン会社によっては20歳以上です)
ローンのご利用額やお申し込み内容によって、連帯保証人が必要となります。
利用可能額はどれくらいですか?
ローン会社にもよりますが、3万~500万円くらいとなっています。
金利手数料はどのくらいですか?
分割手数料は、実質年率
4.5(JACCSデントキュアの場合)、8.5%(JACCS従来のメディカルローン)、14.8%(JACCSクレジットカード)
15.0%(NICOSカード分割支払い、最大24回払いの場合)、
3.8~13.5%(イオン銀行デンタルローン)
7.8%~11.8%(SMBCファイナンスグループ 総合目的ローン)
5.00~5.20%(ちばぎんデンタルローン)
などです。
カード会社や企業によって大幅に異なります。同じ企業でもローンの内容や借り入れる金額によって分割手数料は変動しますので契約前によく確認するようにしましょう。
*手数料は変動する可能性があります。
返済方法は?
均等分割返済、ボーナス一括返済、 均等分割ボーナス併用返済などがあります。
支払い回数は?
3回から多いところでは84回まであります。
ローン会社はどこがありますか?
JACCS、アプラス(新生銀行)、 日本信販、スマイルライン(SMBCファイナンスグループ)があります。その他、信用金庫などでデンタルローンを扱っているところもあります。
どの歯科医院でもデンタルローンを取り扱っていますか?
取り扱いのない、または提携しているローンなどもあります。各医院にお問合せください。
クレジットカードでの支払い
クレジットによる治療費のお支払いを受け付けている医院は、数多くあります。
医院により取り扱っているカードの種類やお支払方法が異なりますので、お持ちのカード会社及び歯科医院に事前に確認しておきましょう。
記事監修
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。
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