歯医者へ行く準備【インプラント治療編】
インプラント治療の相談や初診の際に、患者様自身について歯科医師より尋ねられることがあります。このときに話す情報は、歯科医師が治療方法を検討する大きな判断材料となります。ちゃんと伝えられる準備はできていますか?
更新日:2019/09/25
■目次
お口の中の悩みやその他の悩みについて伝えましょう
今抱えている悩みから伝える
まず始めに、お口のことで今抱えている悩みについて尋ねられます。「いつの時期から」「悩んでいること、困っていること」を伝えましょう。いくつもの悩みを抱えている場合は、特に悩んでいることから伝えるとよいでしょう。
【例】見た目のこと、しっかり噛めないこと、歯を失ったこと、痛むこと・・・など
お口以外のことでも悩みがあれば伝える
その他に聞きたいことや、診てもらいたいこと、気がかりなことがあれば、整理をして伝えましょう。
【例】全身疾患があるが治療を受けられるかどうか、インプラント治療に不安がある、お口全体の健康が気になる・・・など
全身状態について伝えましょう
かかっている病気を伝える
現在かかっている病気や、過去にかかった病気について尋ねられます。インプラント治療は、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め入れる外科手術を行うため、痛みや出血を抑えるために局所麻酔を使うことや、術後の感染や痛みを防ぐために内服薬を飲むことがあります。
その際に、全身疾患や、アレルギー、常用している薬などがあると、インプラント治療を開始したことにより全身状態に影響がでることもあります。お身体の状態については、もれなく伝えるようにしましょう。
場合によっては、かかりつけ医と歯科医師が連絡をとり治療方法を検討することもあります。できればかかりつけ医の診察券など、連絡先がわかるものを持参しておくとよいでしょう。
【例】病気について … 糖尿病、高血圧、肝臓病、心臓病、腎臓病、骨粗鬆症、喘息、癌、精神疾患など
アレルギーについて … 薬、食品(卵、大豆など)、金属、麻酔など
⇒インプラントができない場合とは
服用中の薬について伝える
服用しているお薬があれば、お薬を受け取る時に付属している説明書、もしくはお薬自体を歯科へ持参しましょう。インプラントを埋め入れる外科手術の際に服用するお薬と重複していないか、飲み合わせが悪くないかなどの確認に役立ちます。
生活背景について伝えましょう
時間に制約のある方は、自分自身の生活背景を歯科医師に伝えておきましょう。歯科医師が治療方法を検討するうえで、ひとつの判断材料となることがあります。
【例】海外に行く機会が多いこと、転勤する可能性があること、仕事が忙しいこと、育児や介護をされていることなど
おわりに
歯科医師と患者様のコミュニケーションが不足していると、双方の治療のゴールが異なり、治療結果に満足できない事態になることも考えられます。適切な診断や治療法の提案を受けるために、事前に自分自身の情報を担当医やスタッフにしっかりと伝えおきましょう。
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