HAインプラントとは?チタンインプラントとの違いを解説
インプラント総合サイトです。歯科インプラントに関する治療説明『HAインプラント』についてご紹介します。歯を失ってお困りの方、入れ歯・ブリッジが合わない方は是非ご覧下さい。
更新日:2021/12/07
■目次
色々あるインプラント(HAインプラントとチタンインプラント)
インプラントを大きく分けると、手術が2回あるものと1回のもの、それから表面性状の違いにより、チタンインプラントとHA(ハイドロキシアパタイト)インプラントに分けられます。
インプラント体の表面形状がチタンだけで構成されているものがチタンインプラントで、骨に埋める部分の表面がHA(ハイドロキシアパタイト)でコーティングされたものがHAインプラントです。
HA(ハイドロキシアパタイト)とは?
HA(ハイドロキシアパタイト)とは、リン酸カルシウムの一種で、歯や骨の主要構成成分です。歯のエナメル質の95%以上、象牙質の70%がHA(ハイドロキシアパタイト)で構成されています。そのため、生体組織と親和性が高く、時間の経過に伴って骨と結合する性質があります。
HAインプラントの特徴
HAインプラントは、ハイドロキシアパタイトの性質により、インプラントが顎の骨と生化学的に結合(バイオインテグレーション)します。
また、短期間で骨との強固な結合が得られるので、歯を抜くと同時にインプラントを埋入する場合(抜歯即時埋入)に有効です。抜歯即時埋入の場合、歯肉を切り開くことなくインプラントを埋入することが可能となるため、痛みや腫れを軽減できます。
HAインプラントとチタンインプラントの違い
骨との結合
<チタンインプラント>
厳密に言えば骨との間にはすきまがある。
<HAインプラント>
骨との間にはすきまは存在していない。かなり強く骨と結合する。
感染性
<チタンインプラント>
骨との間のすきまから細菌が侵入し、感染する場合もある。
<HAインプラント>
すきまは存在しないので細菌は侵入せず、感染しにくい。
痛み・腫れ
<チタンインプラント>
原則として歯肉を切開するので、痛みや腫れが出ることがある。
<HAインプラント>
歯肉をほとんどはがすことなく治療できる。症例によってはまったくはがすことなく行うので、痛み・腫れを著しく軽減できる。
HAインプラントのメリット
・骨の構成成分を使用するため、生体親和性が高い。
・短期間で治療が可能。
・インプラントと骨との間に全くすきまがないほど強固に結合するため、骨の状態が悪くても治療できる可能性が高い。
・抜歯当日にインプラントを埋入できる。痛みや腫れの軽減が可能。
記事提供
【PR】フィリップス ソニッケアー
歯科専門家使用率NO.1
あわせて読みたい記事
メディア運用会社について
株式会社メディカルネット(東証グロース上場)は、より良い歯科医療環境の実現を目指し、インターネットを活用したサービスの提供にとどまらず、歯科医療を取り巻く全ての需要に対して課題解決を行っています。
当サイト「インプラントネット」を通して生活者に有益な医療情報を歯科治療の「理解」と「普及」をテーマに、自分に最適な歯科医院についての情報や、歯の基礎知識、インプラントなどの専門治療の説明など、生活者にとって有益な情報の提供を目指しています。
インプラント歯科医院を探すなら「インプラントネット」
インプラント治療を行なっている歯科医院を、全国から簡単に検索できます。お近くのインプラント歯科医院をお探しの場合にもぜひご活用ください。