デンタルローン:インプラント治療のお支払い

インプラントの治療費を支払う際に、デンタルローンを選択できる場合があります。デンタルローンは、ローン会社が患者さんに代わって歯科医院に支払いを行います。患者さんはローン会社に月々定められた金額を返済していくシステムです。

更新日:2020/08/21

■目次

  1. インプラントの支払いはどうすればいいですか?
  2. デンタルローンとは?
  3. クレジットカードについて

インプラントの支払いはどうすればいいですか?

治療費の支払方法や支払い時期は、医院によって異なります。支払方法は、現金一括、現金分割、クレジットカード利用、デンタルローンなどがあります。支払いの時期は手術の前や当日、上部構造装着時など医院によって異なります。

デンタルローンとは?

一度にまとまったお金を用意することが難しい場合には、デンタルローン(歯科治療専門のローン)を利用するという方法もあります。ローン会社が患者さんに代わって治療費を支払い、患者さんは治療費と金利(分割手数料)をローン会社に月々定められた金額で返済していくシステムです。歯科医院によっては、特定のローン会社と提携し、迅速に手続きができるようにしているところもあります。

●デンタルローン申し込みの条件はありますか?

原則18歳以上で安定継続した収入のある方。(ローン会社によっては20歳以上です)
ローンのご利用額やお申し込み内容によっては、連帯保証人が必要となります。

●利用可能額はどれくらいですか?

ローン会社にもよりますが、3万円~500万円くらいとなっています。

●手数料はどのくらいですか?

分割手数料は、実質年率4.5%(JACCSデントキュアの場合)、8.5%(JACCS従来のメディカルローン)、14.8%(JACCSクレジットカード)15.0%(NICOSカード分割支払い、最大24回払いの場合)、3.8~13.5%(イオン銀行デンタルローン)7.8%~11.8%(SMBCファイナンスグループ 総合目的ローン)5.00~5.20%(ちばぎんデンタルローン)などです。カード会社や企業によって大幅に異なります。同じ企業でもローンの内容や借り入れる金額によって分割手数料は変動しますので契約前によく確認するようにしましょう。

●返済方法は?

均等分割返済、ボーナス一括返済、 均等分割ボーナス併用返済などがあります。

●支払い回数は?

ローン会社によって異なりますが、通常は3~36回程度です。
多いところでは84回などもありますが、支払い回数に従って手数料の支払いも返済の期間も増えます。自分が返済できる金額をよく考えて回数を選択しましょう。

●ローン会社はどこがありますか?

JACCS、アプラス(新生銀行)、日本信販、スマイルライン(SMBCファイナンスグループ)があります。その他、信用金庫などでデンタルローンを扱っているところもあります。

●どの歯科医院でもデンタルローンを取り扱っていますか?

各医院にお問合せください。
[関連]審査・返済方法・対応医院検索→デンタルローン完全ガイド

クレジットカードについて

クレジットによる治療費のお支払いを受け付けている医院は、数多くあります(一部銀行振り込みによる分割払いに対応している歯科医院もあります)。医院により取り扱っているカードの種類やお支払方法が異なりますので、お持ちのカード会社及び歯科医院に事前に確認しておきましょう。

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。