教えて!インプラント治療にかかる通院回数と期間の目安
インプラント治療に興味があるけど、通院回数や期間ってどれぐらいかかるの?と、いう疑問にお答えします。検査や手術、被せ物の作製、メインテナンスなどの通院回数と期間の目安について紹介しています。
更新日:2021/12/02
■目次
インプラント治療の通院回数や期間って?
インプラント治療を検討する人の中には、仕事などが忙しく、通院回数や通院期間がどの位かかるものか、気になっている方はいませんか?
インプラント治療は外科手術を伴う治療です。カウンセリングから始まり、治療が終わってメインテナンス期に移行するまで、長期に渡ることもあります。ここでは、検査や様々な手術、上部構造(被せ物)の作製、メインテナンスに費やす通院回数と期間の目安についてご紹介します。
※お口の状態や治療方法によって大きく変わることがあります。
カウンセリング・検査の通院回数
カウンセリングでは、現状の症状や生活習慣、今後どのような治療を受けたいかなどを相談し、その相談内容からどのような治療が適切なのか説明を受けます。その後、治療計画が立てられ治療が始まります。手術前の検査では、お口の中の状態と全身の健康状態をきちんと把握するための問診・精密検査が行われます。
>>インプラント治療の前に行うカウンセリングとは
>>トラブルを防ぐためのインプラント治療前の検査項目
■ 通院回数…2~3回
■ 通院期間…2日~2週間
インプラント手術の通院回数
インプラントを埋め入れる手術方法の違いや、例えば顎の増骨手術(あごの骨を増やす手術)の有無など、患者さんの状態によって治療期間は大きく変わります。手術をした翌日以降は、傷口の確認や抜糸のための通院が必要となる場合もあります。
<インプラントをあごの骨に埋め入れる外科手術>
一回法と二回法があり、お口やお身体の状態をみて、どちらの方法が適しているか歯科医師が診断します。
>>インプラント手術 一回法手術(2ピース型)について
>>インプラント手術 二回法手術について
■ 一回法
・通院回数…1~2回
・通院期間…1日~2週間
■ 二回法
・通院回数…4~6回
・通院期間…3~7ヶ月
<あごの骨を増やす外科手術>
■ 骨移植 / サイナスリフト / ソケットリフト
・通院回数…2~4回
・通院期間…4~7ヶ月
■ 骨誘導再生(GBR)
・通院回数…2~4回
・通院期間…3~6ヶ月
<歯茎を移植する歯肉移植手術>
■ 通院回数…2~4回
■ 通院期間…1~2ヶ月
>>下がっている歯茎を移植によって増やす治療「CTG」
>>下がっている歯茎を移植によって増やす治療「FGG」
上部構造(人工歯)作製の通院回数
上部構造の作製の際は複雑で細かい部品の着脱を伴うため、一般的な虫歯治療と比べて1回の治療時間が長くなる傾向があります。
>>人工歯はどのように作られるの?
■ 通院回数…3~6回
■ 通院期間…1~3ヶ月
メインテナンスの頻度
治療後の状態を保ち続けるためには、定期的にお口の状態のチェックやクリーニングを受けることが必要です。
>>歯科医院で行うメインテナンスとは?
■ 通院回数…1年に2~4回
インプラント以外に治療箇所(虫歯や歯周病など)がある場合は、通院回数や治療期間が変動することがあります。
上記紹介されている内容は患者さんのお口の状況や歯科医院により大きく異なることがあります。あくまで参考程度に捉えていただければ、と思います。
記事監修
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。
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