米沢歯科クリニック 医院HP
徳島県徳島市山城町東浜傍示番外17
インプラント(人工歯根)による治療のご案内
歯は歯ぐきの上から見える部分にある「歯」と、歯そのものを支える「歯根」で成り立っています。
歯を失うということは、歯を支えている歯根も失ってしまうということなのです。
噛むという行為は、想像以上に強い力を歯と顎に掛けており、奥歯1本に掛かる荷重はその人の体重にほぼ等しいと例えられることもあります。
歯根がない部分の骨は、噛むことで得られる刺激が失われると、徐々に痩せていきます。残っている歯根が空いている部分に移動してしまうため、きちんとケアをしていないと、入れ歯やブリッジなどの義歯をぴったり作っていても次第に合わなくなり、何度も作り直す必要が出てきます。
そこで、歯根の部分から義歯を支えようというのがインプラント(人工歯根)による治療です。インプラント治療は失われた歯根の部分にチタン製の歯根を埋め込んで義歯の支えます。この治療法では、残っている健康な歯への負担が増加することがありません。
顎の骨には天然の歯と同じように刺激が伝わり、力を掛けることができるので、骨の変形も防ぎます。
治療に入る前に
米沢歯科クリニックでは2回の手術を伴う「2回法」、1回の手術で必要な手順まで進める「1回法」、さらに1回で人工の歯を装着する「即時負荷」などの治療法も行っています。
いずれの治療法も、すべての患者様や治療箇所に適用できる方法ではなく、綿密な治療計画が必要になります。
インプラント治療は、様々な医科・歯科医療分野の要素を含んでいます。「とりあえず1本入れてみる」のではなく、術後の手入れや通院の費用、また長期的な治療計画について、納得できる説明が得られて初めて治療にとり掛かっています。
こんなトラブルありませんか?
- まわりの歯と義歯の違いが目立ち、人前で□を開くことができない
- 金属製のブリッジや支えのバネに食べ物が挟まるため、好きな物を食べることができない
- 義歯が合わなくなり、バネがかかっている歯が抜け、何度も作り直している
- 食事中や話している最中、またスポーツなどで体を動かしている時に、義歯が動いたり外れそうになったりして気になる
- ことばをうまく発音できず、人前に出たり、話をすることが億劫になる
- 食事の時に入れ歯と歯ぐきの間に食べ物が入り込む
- 噛む力を充分かけることができず、固い物が食べられない
- 歯ぐきが覆われていて、食べ物がおいしく感じられない
- 食事の後、入れ歯を外して洗ったりするために、外出や旅行が気軽にできない
- □臭がひどいのではないかと不安で、人に会うことができない など
インプラント治療の流れ
- 審査と治療計画
- 一次手術
- 治癒期間
- 二次手術
- 人工の歯を作製・装着
- メンテナンスと定期健診
※治療結果は患者様によって個人差があります。
よくある質問
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Q1.インプラントを適用できない場合はありますか?
歯を失った本数が1本の場合、複数の場合、まったく歯が残っていない場合など、いずれにおいてもインプラントによる治療は可能です。
ただし、下記のような条件の場合は注意が必要です。【インプラント治療が制限されるケース】
・妊娠中の方
・全身疾患のある方
・ほかの歯根に感染症がある方、歯周病の方
・顎の骨の量が少ない方、骨粗しょう症の方
・糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある方は良好な状態にコントロールされていることが条件になります【インプラント治療が適用できないケース】
・顎の骨の成長が終わっていない、概ね16歳以下の方
・歯磨きなどの日常の手入れが充分にできない方
・アルコール依存症の方
・医師との協調が得られない、精神的に問題のある方
・チタンへのアレルギーを持っている方 -
Q2.治療期間はどのぐらいかかりますか?
個人差はありますが、通常は4〜6ヵ月です。
インプラントの本数や埋め込まれる箇所、採用される治療方法によって差があります。 -
Q3.手術の際、入院が必要ですか?
一次手術でも、二次手術でも入院の必要はありません。
また、痛みに配慮して、充分な局部麻酔下で手術を行うようにしています。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
All-on-4(オールオンフォー)について
All-on-4は、多くの歯を失った方や総入れ歯を使用されている方に向いているインプラント治療法です。
多くの歯を失った方に骨の移植をしたり、8〜14本のインプラントを埋め込むと手術時間が長くなり、その分術後の腫れが大きくなりやすかったり、より高い費用が掛かったりというリスクがありました。
All-on−4では奥のインプラントを骨のある部分へ斜めに埋め込み、力を広く均等に配分することにより、最少4本のインプラントですべての人工の歯を支えることが可能になりました。
1日で取り外しのいらない仮歯に
All-on−4の治療法で埋め込むインプラントの数は最少で4本です。
抜歯からインプラントの埋め込み、仮歯の装着までを1日で行い、基本的に骨の移植は行いません。
今まで使用していたご自身の入れ歯が手術当日まで使え、その日のうちに新しいインプラントで支えられた仮歯で食事できるようにするのもメリットのひとつです。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
All-on−4の治療の流れ
術前
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STEP1 検査と準備
レントゲンの写真撮影を行ってから、全体的な治療計画を立てます。
その後お口の中の型を取って噛み合わせを確認し、手術後に装着する仮の歯を作製します。
当日
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STEP2 検査と準備インプラントの埋め込み
痛みを感じないよう、事前にしっかり麻酔処置を行ってから歯ぐきを切開してインプラントを埋め込みます。
抜歯が必要な場合は抜歯を行います。 -
STEP3 休憩
インプラントを埋め込んだ後は、しばらく休憩を設けます。
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STEP4 仮の歯の装着
インプラントを埋め込んだ数時間後には仮の歯の装着ができます。
※通常は1日で治療が可能ですが、患者様のお口の状態により、仮歯の装着が手術翌日以降になる場合があります。
最終
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STEP5 ブリッジの取り付け
インプラントの埋め込みから6ヵ月ほど後に、強度が高い素材を見た目に馴染むように義歯を仕上げます。
すべての工程が終了したらブリッジと交換します。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
米沢歯科クリニックの治療サービス
- 手術の種類
- 骨造成治療 / フラップレス手術 / 即日インプラント / All-on-4 / 入れ歯を利用したインプラント / 審美的なインプラント
- 手術環境
- 笑気麻酔 / 3D CADCAMを利用した治療 / レーザー治療
- 使用インプラントメーカー
- ノーベル・バイオケア / ストローマン
- その他のサービス
- 歯周病治療 / インプラントの撤去 / インプラント再治療相談 / アフターケアが充実