東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック医院HP

東京都中央区銀座1-8-14 銀座大新ビル5階

インプラント治療についてQ&A

▲ 院長 : 新谷悟

インプラント治療について、当クリニックで患者様から聞かれる疑問にお答えします。

Q. インプラントを入れると普通の歯のように噛めるようになりますか？

A. ぐらつかず、しっかりと噛むことができます。

天然歯との違いは、インプラントには歯根膜という靭帯がないことです。天然歯は歯根膜によって噛む力を感知し、また噛んだ時に若干動きます。したがって全く同じ感覚というわけではありませんが、ブリッジや入れ歯などの治療法と比べると、インプラント治療は天然歯に近い噛み心地を得られる治療法です。

Q. インプラント治療は誰でも受けることができますか？

A. 条件が合えば高齢の方でも可能ですが、成長期のお子様は受けることができません。

ほとんどの方はインプラント治療が可能です。
しかし、インプラント治療には手術が必要であることから、治療前に、十分な全身的な診査診断をすることが重要です。インプラント埋め入れ手術が可能かどうかを詳しく調べるために血液検査を行い、主治医の先生がいる場合には問い合わせなども行います。

成長期のお子様の場合、顎の骨の成長に伴ってインプラントの位置が変化する可能性があるため、特殊な場合を除き基本的にインプラント治療は適しません。女性は18歳、男性は20歳頃に顎の成長が止まりますので、それ以降にはインプラント治療が可能です。

Q. インプラント治療に公的医療保険は適用されますか？

A. 症例は限られますが、適用されるケースもあります。

2012年3月より、以下に該当する患者様であれば、公的医療保険を適用してインプラント手術が行えることとなりました。

唇顎口蓋裂（しんがくこうがいれつ）に対して骨造成を行った患者様で、歯牙（しが）欠損部位にインプラントを埋め入れる場合。
悪性腫瘍またはエナメル上皮腫（じょうひしゅ）や角化嚢胞性歯原性腫瘍（かくかのうほうせいしげんせいかいよう）などに対して腫瘍切除術を行った患者様で、術後下顎骨再建術を行い顎骨や歯牙（しが）欠損部位にインプラントを埋め入れる場合。
そのほか、病院で公的医療保険を適用できる症例だと判断された場合。

公的医療保険を適用できるかどうかは、症例により異なりますので、まずはお口の状態を拝見できればと思います。

Q. 歯が1本もない場合、20本以上のインプラントが必要なのでしょうか？

A. 埋め入れる本数は最低4本から可能です。

必ずしも失った本数分のインプラントを埋め入れる必要はありません。たとえば、入れ歯のように連結された義歯を使用し、全体を4本のインプラントで支える「All-on-4(オールオンフォー)」という治療法があります。このような治療を適用できるケースでは、全顎分のインプラントを埋め込むよりも身体的負担も軽減でき、費用も抑えられます。

精密なAll-on-4治療のためには、患者様の噛み癖や噛む力の分散なども考慮した上で、力学的な安定を求めることが必要です。当クリニックでは、術前に綿密なシミュレーションを行っています。

東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニックのインプラント治療

完全個室のオペ室を完備

当クリニックのオペ室は、ほかのユニットからの空気感染・飛沫感染を防ぐために完全個室となっています。

オペ室内は外部よりも気圧を上げることで空気中の雑菌などを遮断し、空気中の清潔度を維持するための空気循環装置を稼働させています。また、治療に使用する器具などはすべて高圧の蒸気で滅菌した上で滅菌パックに入れて保管し、一定の期間が過ぎれば再度滅菌を行います。

さらに、手術中は生体情報モニタを使用して患者様の容態を厳重に監視するなど、当クリニックではインプラント治療のための安全基準を設けて院内感染や偶発症の防止に努めています。

痛みの少ない治療

当クリニックは、患者様が歯科医院や手術に対して持っている「痛い」イメージや恐怖心を取り除き、一人でもお多くの方に安心して治療を受けていただきたいと考えています。

患者様の心身の状態に合わせて、表面麻酔や局所麻酔、笑気ガス、静脈内沈静麻酔など、さまざまな選択肢をご用意しています。心身への負担を軽くし、安全な治療をご提供するために、患者様に合わせて適切な麻酔を選びます。

麻酔注射: 局所麻酔は注射の前に表面麻酔剤を塗り、麻酔液の注入を電動で少量ずつゆっくりと行うことで、治療の痛みだけでなく麻酔注射自体の痛みも抑えています。
笑気吸入鎮静法: 医療用の笑気ガスを鼻から吸い込むと、緊張を緩める効果があります。気分が落ち着くことで、血圧や心拍数の安定にもつながります。鎮痛効果もあり、ほかの方法に比べて麻酔からの回復も早いため、その分患者様への負担が軽くなります。
静脈内鎮静法: 静脈から薬剤を点滴し、うたた寝のような状態で治療を受けていただく方法です。中には寝てしまう方もいますが、基本的には意識が残る状態になるので、全身麻酔に抵抗がある方でも受けていただけるかと思います。

骨を作る骨造成治療

安全なインプラント治療のために、顎の骨は少なくとも6mmほどの幅と、10mmほどの高さである必要があります。

しかし、骨がやせてしまっている方もあきらめずまずはご相談ください。骨造成治療という、足りない骨の量を補うことでインプラント治療を受けられるような状態へと導く治療法もあります。当クリニックは骨造成治療に対応しています。

たっぷり時間をかけたカウンセリング

患者様に納得いただいた上で治療を行うため、説明に時間をかけて患者様のご要望をしっかりと汲み取ることを大切にしています。患者様のお気持ちを踏まえた上で十分な検査を行い、お一人おひとりに合った治療計画を検討します。
治療の内容につきましても、実際に撮影したCT画像や模型も用い、具体的で分かりやすい説明を心掛けています。

当クリニックでは、セカンドオピニオンにも力を入れていますので、治療を迷っている方はぜひお気軽にご相談ください。