■目次
Case 入れ歯が安定せず食事ができない
上下のあごともに入れ歯を使用されていた患者様。入れ歯が安定せず、「食事が思うようにできない」とのお悩みをお持ちでした。
部分入れ歯を支えてきた患者様自身の歯は、長年の負担で伸びたり傾いたりしており、今にも抜け落ちそうな状態でした。
STEP1 抜歯
全体的に重度の歯周病にもかかっているため、残っている歯を今後保存することは望めません。
「できるだけ費用は抑えたいが、とにかく噛み心地を改善したい」との患者様のご要望がありましたので、抜歯をして、8本のインプラントで入れ歯を固定する治療計画を立てました。
まずは、保存できない歯をすべて抜歯します。
STEP2 仮の入れ歯を装着
仮の総入れ歯を装着します。
抜歯後は、歯茎が治癒するまで2ヵ月ほど待ちます。
STEP3 CT撮影とドリルガイドの作製
CTであごの骨の状態を撮影し、その精密なデータを元にインプラントを埋め込む位置を決定します。また、的確にインプラントを埋め込むためのインプラント用のドリルガイドも作製します。
STEP4 インプラントを埋め込む
まずは、上あごにインプラントを4本埋め込みます。ドリルガイドを用いて全てのインプラントを平行に埋め入れることで、より入れ歯を安定させることができます。
約1ヵ月後、下あごにも同様にインプラントを4本埋め込みます。
STEP5 入れ歯を固定するための土台を取り付ける
インプラントに入れ歯を固定するための土台(アバットメント)を取り付けます。
また、入れ歯の内側にインプラントと接着するためのキャップを取り付けます。
STEP6 インプラントに入れ歯を装着する
噛み合わせの調整を行ったあと、インプラントに取り付けたアバットメントに入れ歯のキャップ部分をはめ込み、入れ歯をしっかりと固定します。
インプラントで固定された入れ歯は外れる心配もなく、噛む機能を格段に向上させることができました。
また、使用したインプラントが8本のみであるため、歯が全くない方の従来のインプラント治療と比べて費用を抑えることができました。
※治療結果は、患者様によって個人差があります。