奥田歯科医院 医院HP

1．カウンセリングと診断診査

患者様の中にも、「インプラントって、怖いって聞いたけど本当に大丈夫なの？」と感じている方がいらっしゃいます。
過去にインプラント治療が原因で大きなトラブルを抱えてしまうケースもあるかと思いますが、「インプラント治療は危険」という考えは誤解があると先に申し上げたいです。

しかし、インプラント治療に適していない患者様や、納得されていない患者様に無理にインプラント治療を行ってしまうと、トラブルは起こりやすくなってしまいます。

当院ではそのようなトラブルを回避するために、「自分自身にとって、本当にインプラント治療が適切な治療なのか」を適切に診断して、それを分かりやすく納得できるように説明することが重要だと考えています。
治療の際は、まず専用の個室にて院長が個別に時間を取ってカウンセリングを行います。納得できるまでご相談ください。

また、インプラント治療において最も大切にしているのが『安全』です。
安全にインプラント治療を進められるかどうか、精密に診断するために歯科用CTを用いて、神経の位置や骨の位置を適切に確認していきます。
歯科用CTは一般的なレントゲン写真だけでは確認できない部分まで3次元画像で捉えることができます。

2．難しい症例に必要な治療技術と知識

インプラント治療は、顎の骨の中に人工歯根を埋入します。そのためすべての患者様に適用できるわけではなく、骨の量が不足している状態の時には治療を行うことができません。
無理やり埋入することも不可能ではありませんが、結果的にインプラントが外れてしまう確率が高まってしまいます。
このように治療が難しい場合や、歯を失ってから長期間が経過している場合には、インプラントを埋入する前に骨を移植して骨の量を増やす処置が必要です。

骨の量を増やす処置を行うには治療技術や知識が必要になります。
治療技術や知識が歯科医師に伴わなければ、骨を作りインプラント治療を行うことはできないのです。
そのため当院では、患者様のニーズや骨の状態、リスクなど、様々な観点から診断を行い、一人ひとりに合う適切な方法を考え、ご提案いたします。
一度インプラント治療を諦めた方も、まずはご相談ください。

3．将来を共に考える

インプラントは埋入後のメインテナンスによって、20年、30年と長期にわたって機能させることも可能です。そのためには、インプラント治療を行った後でも、「歯周病治療」「咬合治療(かみあわせ)」をしっかり行うことが特に大切になってきます。

当院では、日々、歯周病治療にあたっている歯科衛生士と歯科医師が連携を取り、患者様を一生涯サポートいたします。

3Dデジタルデータによるシミュレーション

インプラント治療では、歯を補うだけでなく、お口全体のバランスや噛み合わせまで考えていかなければ、長期的に機能するインプラント治療を行うことはできません。

埋め入れたインプラントがすぐにダメになってしまわないようするには、最終的な歯並び・噛み合わせを想定する『WAX UP(ワックスアップ)』という手法が有効です。
WAX UPとは「歯科用ワックス」というものを使って歯の模型を作製し、その患者様の歯並びや噛み合わせをシミュレーションする手法です。
顎の関節の位置、噛み合わせた際の筋肉まで、しっかりと考慮します。

歯周病治療とメンテナンス

人工歯根のインプラントであっても、天然歯と同じように、その周辺で歯周病が進行することがあります。
インプラントの手術前には、進行している歯周病の治療をきちんと行い、残っている歯の歯周病治療と並行しながら、お口の中の歯周病の原因となる細菌をコントロールした上で治療を進めていくことが、お口の健康を保つ上で大切です。

さらに、インプラントを長期的に維持するために重要なのが「メンテナンス」です。
歯磨きやデンタルフロスなど、患者様ご自身のメンテナンスだけでなく、歯科医院で歯科衛生士によるケアも必要です。

当院では、患者様への丁寧なメンテナンス施術と分かりやすい説明を心掛け、ご自宅でもスムーズにメンテナンスができるように、患者様一人ひとりに合わせた方法をお伝えしています。