■目次
インプラントの構造
インプラントは以下の3つの部品で構成されています。
■人工歯根(フィクスチャー) +■連結部分(アバットメント) +■人工歯(上部構造)
インプラント治療は、まず人工歯根をあごの骨に埋め込むために外科手術を行います。
人工の歯根をあごの骨に埋め込んだ後は、それが骨と結合するまで3~6ヵ月ほど待ちます。骨との結合が確認できたら、インプラントに人工の歯を取り付けます。
インプラントの特長
インプラント治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。費用は1本40~50万円ほどが相場とされています。
インプラント治療の特長は、公的医療保険が適用されるブリッジ治療のように「健康な歯を削る必要がない」ことと、入れ歯のようなガタつきもなく、「自分の歯と同じように噛むことができる」ことです。
きちんとした手入れと定期的なメンテナンスを続ければ、その治療効果は半永久的に持続します。
高額な治療費を払って受ける治療ですので、ご自身にとって必要なのはどのような治療なのかをお考えになり、じっくりとご検討されることをおすすめいたします。
記事監修
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。