■目次
サイナスリフト・GBRなど骨を増やす治療を併用した症例
Case 上あごの歯がほとんどない
こちらの患者様は、上の歯がほとんどなく、下の歯が上の歯茎にあたっている状態でした。患者様は、「とにかく噛めるようになりたい」と、インプラント治療を希望されました。
レントゲン撮影をして確認すると、上あご奥歯部位にインプラントをするには、骨の高さが不足していることがわかりました。
そこで、骨を増やす治療を併用して、インプラント治療を行う計画をたてました。
STEP1 診断用ワックスアップ
インプラント治療にあたっては、術前に最終的には歯の形態がどのようになるのかを、しっかりと診断することが大切です。
そこで、診断用ワックスアップを行います。これは、最終的な口腔内の歯並びの形態をワックスでシュミレーションするものです。これを実際に口腔内で調整して、より自然な形態に整えます。
STEP3 手術のシミュレーション
CTのデータには、最終的な歯の位置もしっかりと写っています。
また、上あごに存在する骨の空洞「上顎洞」の様子も精密に確認できます。このCTのデータを元にコンピュータ上でインプラントを埋め込む手術のシミュレーションを行います。
STEP5 インプラントの埋め込み&骨幅を増やす治療(GBR)
次に、事前のシミュレーション通りに、インプラントを埋め込みます。
このとき、人工の骨と膜を使って骨を増やす処置を同時行います。
この治療方法は「GBR」といい、インプラントを埋め込む部位の骨の幅が足りない場合に、骨を増やす治療法です。
STEP6 人工の歯の土台を取り付ける
全てのインプラントが骨と結合したら、人工の歯を装着するための土台、「アバットメント」をインプラントに取り付けます。そして、精密に歯型をとり、最終的に装着する人工の歯を作製します。
STEP7 人工の歯を装着
金属のフレームの上にセラミックを焼き付けて作製した歯、「メタルボンド」を装着します。「メタルボンド」は、強度に優れた人工の歯です。
患者様のご要望通り、しっかりと噛める歯に仕上がりました。
BEFORE&AFTER
※治療結果は、患者様によって個人差があります。