ALL-ON-4(オールオンフォー)による治療の症例

ALL-ON-4(オールオンフォー)によるインプラント治療を症例を踏まえて説明しています。

更新日:2019/10/02

■目次

  1. 多くの歯を失っても4本のインプラントで治療が可能「ALL-ON-4」
  2. Case1 上の顎を治療した場合
  3. 1.治 療 前
  4. 2.インプラントを埋め込む
  5. 3.仮歯を装着
  6. 4.最終的な人工の歯を装着
  7. Case2 すべての歯を治療した場合
  8. 1.治 療 前
  9. 2.インプラントを埋め込む
  10. 3.仮歯を装着
  11. 4.最終的な人工の歯を装着
  12. 治療期間
  13. 入れ歯との相違点
  14. 【※】

多くの歯を失っても4本のインプラントで治療が可能「ALL-ON-4」

今までのインプラント治療では、総入れ歯の方や、重度の歯槽膿漏でほとんど歯を失ってしまった方には、インプラント治療は敬遠されがちでした。失った歯に対して1本ずつインプラントを埋め込んでいく治療のため、失う歯の本数が多ければ多いほど治療時間が長くかかり、その分費用もかかってしまうのが原因です。

しかし現在では、4本のインプラントで10~12本の人工の歯を支えることができる「ALL-ON-4(オールオンフォー)」という治療が可能となってきました。人工の歯をしっかり支えることができるように、インプラントをバランス良く配置して埋め込み、その日のうちに固定式の仮の歯を作成して取りつける方法です。 インプラントを埋め込む本数の減少により、手術の時間も短縮され、体への負担も軽減されるほか、術後数時間以内に噛む機能を取り戻すことが期待されます。手術をした当日に見た目の回復が見込めることも特徴の一つです。骨とインプラントがしっかり結合したら最終的に人工の歯をかぶせて完成です。

Case1 上の顎を治療した場合

1.治 療 前

2.インプラントを埋め込む

3.仮歯を装着

4.最終的な人工の歯を装着

Case2 すべての歯を治療した場合

1.治 療 前

2.インプラントを埋め込む

3.仮歯を装着

4.最終的な人工の歯を装着

治療期間

この患者様の場合、6カ月~7カ月で約15回(1か月に約2回)ほどの来院で、すべて治療しました。
※歯ぐきや骨の状態により治療期間は異なります。また、インプラントを入れる場合により歯の本数が変化することがあります。

入れ歯との相違点

ALL-ON-4では、通常歯のあるところに人工の歯が並ぶため、入れ歯のように上の顎を覆うものがなくなり、唾液腺を圧迫することなく過ごすことができます。唾液腺を圧迫する入れ歯を長期間はめている場合には、口の中が乾燥し、唾液が出にくくなります。これにより、70歳以上の高齢者では、胃酸の分泌が殆ど無くなる方もおり、この為体調が悪くなる原因になることもあります。

【※】

治療結果は、患者様によって個人差があります。

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