■目次
- この記事のポイント3つ
- インプラント費用の支払いは治療を受ける前?受けた後?
- インプラント治療の費用は公的医療保険が適用される?
- インプラントの費用を現金で支払う場合
- 金融機関へ振込みをする場合の注意点
- 金融機関へ振込みをする場合の注意点
- デビットカードの注意点
- デビットカードの注意点
- インプラント費用を現金以外で支払う場合
- クレジットカードの注意点
- デンタルローンの注意点
- インプラント治療費用の支払い時に注意すべき点
- インプラント治療費用の支払い時に注意すべき点
- 注意1:見積書以外に発生する負担金について
- 注意2:治療計画変更に伴う負担額について
- インプラント治療の費用に関するよくある質問
- Q1: インプラント治療の費用はどれくらいかかりますか?
- Q2:インプラント治療以外に追加費用がかかることはありますか?
- Q3:インプラント治療にかかる費用の項目は何ですか?
- まとめ
この記事のポイント3つ
・インプラント治療は、原則として公的健康保険が適用されない自由(自費)診療です。
・追加費用発生と治療計画変更の可能性があります。治療計画変更には追加費用の発生も予想されるので、事前に金額を確認しましょう。
・クレジットカードやデンタルローンを利用する際、カードの限度額やローン会社の審査が必要で、利息や手数料が発生することがあるため、支払い総額をしっかり確認することが大切です。
インプラント費用の支払いは治療を受ける前?受けた後?
インプラント治療の決定後、レントゲンやCTの検査をし、結果をもとに治療計画が立てられます。治療計画に基づいて、治療の見積書が発行されます。内容に問題がなければインプラント治療が始まりますが、治療費を支払う時期には歯科医院や患者さんによって異なります。
・治療開始時の一括払い
・治療完了時(人工の歯を装着した時)の一括払い
・治療の進行状態に合わせての分割払い
分割払いの場合、治療完了時までに支払いを完了させるなど、期限がある場合が多いです。治療期間は、患者さんのお口の中や健康状態によって大きく異なりますので、分割払いをご予定の方は、事前に歯科医師と相談しましょう。ここでは、治療費の主な支払い方法と注意点を紹介します。
インプラント治療の費用は公的医療保険が適用される?
インプラント治療は公的健康保険が適用されない自由(自費)診療になり、全額自己負担となります。
※ただし、一部の条件に該当する場合はインプラント治療を公的保険適用のうえで受けることができます。
→詳しくは「インプラント治療が保険適用になる条件とは?」の記事をご覧ください。
インプラントの費用を現金で支払う場合
現金で支払う場合、医院での直接払い、金融機関への振込み、デビットカード(即時引き落としされる機能を持つカード)による引き落としなどがあります。小切手での支払いは断られる場合があるため、使用したい場合は事前に確認しましょう。
金融機関へ振込みをする場合の注意点
入金は余裕を持って振込先の金融機関名・口座番号・口座名に加え、振込手数料が自己負担か歯科医院負担かを確認しましょう。歯科医院負担の場合、振込明細をとっておきましょう。
治療日の前日や治療当日の振込は、歯科医院側が入金確認ができない場合があります。日程に余裕をもって行いましょう。振込み明細の控えは、治療後も大切に保管しましょう。
金融機関へ振込みをする場合の注意点
入金は余裕を持って振込先の金融機関名・口座番号・口座名に加え、振込手数料が自己負担か歯科医院負担かを確認しましょう。歯科医院負担の場合、振込明細をとっておきましょう。
治療日の前日や治療当日の振込は、歯科医院側が入金確認ができない場合があります。日程に余裕をもって行いましょう。振込み明細の控えは、治療後も大切に保管しましょう。
デビットカードの注意点
デビットカードの機能がついたキャッシュカードを利用することもできます。治療を受ける歯科医院にデビットカードでの支払いが可能かを確認しておきましょう。預金口座から即時引き落としとなります。残高不足の場合、利用できないので、使用前に残高確認をしましょう。
デビットカードの注意点
デビットカードの機能がついたキャッシュカードを利用することもできます。治療を受ける歯科医院にデビットカードでの支払いが可能かを確認しておきましょう。預金口座から即時引き落としとなります。残高不足の場合、利用できないので、使用前に残高確認をしましょう。
インプラント費用を現金以外で支払う場合
クレジットカードのポイントを貯めたい方や、現金ですぐに支払うことが難しい場合、クレジットカードやデンタルローンを利用した支払い方法があります。
クレジットカードの注意点
歯科医院に、お持ちのクレジットカードの取り扱いがあるかを確認しましょう。クレジットカードの限度額と現在の使用金額を確認し、インプラント治療の費用がクレジットカードでの支払い可能額の範囲内か、事前に調べましょう。
リボルビング払いや分割払いの回数によっては利息や手数料が発生します。支払い総額を確認し、支払い方法をしっかり検討しましょう。
デンタルローンの注意点
デンタルローンを利用する場合、ローン会社に申し込み審査を受けます。審査が通れば、ローン会社が費用を立て替えて歯科医院に支払い、患者さんはローン会社に毎月決められた金額を返済します。利息や手数料が発生しますので、支払い総額を確認しましょう。
治療を受ける歯科医院と提携しているローン会社があれば、その場で申し込みできます。デンタルローン検討中の方は歯科医院に相談しましょう。
ローンの申し込み時、「身分証明書(保険証・パスポート・免許証など)」、「引き落とし先の金融機関の口座番号・口座名」、「銀行届け印」などが必要となる場合がありますので、準備しておきましょう。
→インプラント治療でデンタルローンを検討している方は「インプラントはデンタルローンが使える?デンタルローンのメリットとデメリットも紹介」の記事をご覧ください。
インプラント治療費用の支払い時に注意すべき点
インプラント治療費用の支払い時に注意したいポイントを紹介します。
インプラント治療費用の支払い時に注意すべき点
インプラント治療費用の支払い時に注意したいポイントを紹介します。
注意1:見積書以外に発生する負担金について
見積書を確認したら、見積書の記載項目以外に負担費用はないか必ず聞きましょう。インプラント治療以外に必要な治療がある場合、別途金額が請求される可能性があります。また、見積書には「抜歯代」、「仮歯代」、「インプラント治療後の消毒」などの費用が含まれていないこともあります。支払い総額をしっかりと確認し、検討しましょう。
注意2:治療計画変更に伴う負担額について
治療計画が変更されると、予想外の追加費用が発生することがあります。インプラント治療費用が変更になる可能性があるので、事前確認が大切です。計画変更に伴う追加費用が予想される場合、しっかりと確認しきましょう。
費用に不明瞭な点がある場合や、説明が不十分に感じる場合、治療を受けることを再考しても良いでしょう。治療計画に関する詳細な情報を把握し、安心して治療を受けることが大切です。
インプラント治療の費用に関するよくある質問
インプラント治療の費用に関するよくある質問と回答をまとめています。
Q1: インプラント治療の費用はどれくらいかかりますか?
A1:
インプラント治療の費用は、インプラント1本あたり30万円~40万円と幅があります。
インプラント治療は原則として公的医療保険適用外のため、歯科医院・インプラントの種類や素材・患者さんの状態によって大きく異なります。
Q2:インプラント治療以外に追加費用がかかることはありますか?
インプラントを埋め入れる治療以外に、抜歯費用や仮歯代、インプラント治療後の消毒などが別途必要となる場合があります。見積もりを確認し、追加費用を事前に歯科医院に確認することが大切です。
また、インプラント治療後、メンテナンスやアフターケアが必要です。用は別途発生することが多いため、治療前に費用を確認しておくと安心です。
Q3:インプラント治療にかかる費用の項目は何ですか?
インプラント治療の費用には、一般的に以下の項目が含まれます。
・診断・検査費用:レントゲンやCTスキャンなどの初期検査にかかる費用。
・インプラント本体の費用:インプラントの本体部分(人工歯根)の費用。
・アバットメント:インプラント本体と人工歯を接続する部品の費用。
・人工歯の作製費用:最終的に取り付ける人工歯(クラウン)の作成費用。
ただし、治療中に必要な抜歯費用や仮歯代、アフターケア(定期的な検診やメンテナンス)の費用が別途かかることがあります。事前に見積もりにこれらの項目が含まれているかを確認することが重要です。
まとめ
インプラント治療の費用は高額で、支払いタイミングは治療開始時、一括払い、分割払いなど、歯科医院や患者さんの状況によって異なります。支払い方法には現金、クレジットカード、デンタルローンなどがあり、それぞれの注意点もあります。事前に見積書を確認し、追加費用や治療計画変更に伴う費用についても確認することが重要です。
記事監修
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。