■目次
サイナスリフト・GBRを行った患者様への特別な注意事項
1.サイナスリフト(上顎へ人工的に骨を盛り足した手術の場合)
・骨を盛り足した部分を下にしてうつ伏せ寝を行わないでください。手術した部分が貧血になり傷の治りが悪くなることもございます。
・激しい呼吸を伴うような、運動や歌唱は2週間程度控えてください。お鼻の通り道の脇にある副鼻腔に対して治療を行っております。そのため、副鼻腔を安静にしておかなくてはなりません。激しい呼吸を伴うような運動は控えてください。例)サッカー、水泳、マラソンなどは避けてください。カートでのゴルフ、水中ウォーキング、太極拳、ヨガなどは呼吸に注意して行ってください。
・鼻風邪など引かないように体調管理をお願いいたします。鼻風邪から上顎洞へ感染が波及することもございます。
・くしゃみは大きな力がお鼻にかかります。困難ですが、できるだけ控えるようにお願いいたします。
・タバコも2週間程度は控えてください。
・お鼻の空洞を触る手術をしたため、鼻出血、喉のほうに血液が流れ込むような感覚がある場合もあります。たいていの場合は2.3日で消退いたしますが4.5日してもまだ症状があるようでしたら、ご連絡ください。
・普通の抜歯や、インプラント治療よりも長めに抗生剤と消炎鎮痛剤が処方されています。決められたとおりに服用なさってください。痛み止めは消炎効果もありますので痛くなくてもお飲みください。服用に際し不都合が出ましたら、直ちに中止しご連絡ください。
<関連リンク> サイナスリフトについてのページ
上顎洞挙上術(サイナスリフト)
サイナスリフト - ラテラルウィンドウ法・オステオトーム法
サイナスリフトの症例による解説
2.GBR(骨が足りない部分へ、人工骨やご自分の骨を採取してインプラントの入る骨を作った方)
骨を盛り足した部分を下にしてうつ伏せ寝を行わないでください。手術した部分が貧血になり傷の治りが悪くなることもございます。
指や、ハブラシ、そのほかのものでつつかないようにして下さい。たいていはしばらくの間圧痛は持続いたします。気になっても触らないようにお願いいたします。盛り足した軟かい骨が変形してしまいますとその形に治ってしまうこともございます。
セルフコントロール・生活習慣の不良によってインプラント体と骨とのつながり(オッセオインテグレーション)やインプラント体を支えている骨の喪失が起こる可能性があります。また下記の事柄が原因でもインプラントの長期安定に影響がでることもあります。
・アルコール依存
・精神不安定
・コミュニケーション不良
・過食・拒食症
・体質不良
・不定愁訴
・更年期障害
・過度のアルカリ体質
・ヘビースモーカー
これらのことも含めて、術後何らかの理由でオッセオインテグレーションが壊れ炎症などが見られる場合は、経過観察を行いインプラントを撤去する場合があります。
≪関連ページ≫
一般的なインプラント治療後の注意事項
GBR(骨誘導再生)