■目次
歯の大切さ
歯科で使われるインプラント。言葉は聞いたことがあるという人も多いでしょう。
日本語でいうと人工歯根(じんこうしこん)といいます。
これだけ聞いても何のことかイメージがわかないと思います。
インプラントは自分の歯の代わりになる。
とりあえずそれだけを覚えておいてください。
実際どんな風に歯の代わりになっているのかを説明する前に、
まずは歯について少しお話しましょう。
歯には根っこがある
一般的に歯というとハミガキをしている部分を指しますが、実際には歯には根っこの様なものが生えています。この根っこの部分が歯茎の下にある骨に埋まり、ものを咬んだりしても歯がぐらつかないようになっているのです。ちょうど木が根を張るイメージです。
歯があることの大切さ
丈夫に根が張っているはずの歯。しかし様々な原因により、歯が抜けてしまうことがあります。
一度失った歯は二度と生えてきません。
でも、実際に歯が無いと様々な障害が起きてきます。
咬めないって大変!
歯が無いとしっかり咬むということができなくなります。
個人によって異なりますが、歯が一本くらいなくなっても平気!と思う人もいるかと思いますが、それは大きな間違い。
かみ合わせについて
確かに一本だけない状態ならば食事に不便なだけのようですが、それだけでは絶対にすみません。
「かみ合わせ」という言葉を聞いたことがあると思います。
通常成人男性の咬む力は約60キログラムあるといわれています。これを約20本の歯がうまく支えているのです。その中の一本がなくなったらどうなるでしょうか。
咬む力のバランスが崩れ、歯並びが悪くなってしまいます。
歯並びが悪くなっても気にしない。という方もいるかもしれません。
けれど歯並びが悪くなれば歯垢が溜まりやすくなり、歯垢が溜まれば虫歯や歯周病になり、それらが悪化して更に歯が抜けてしまう……という事があるのです。
またかみ合わせの悪さは肩こりや、身体のゆがみを引き起こすとも言われています。
今ある自分の歯をなるべく良い状態で大切に!
とは思ってもそうは行かないこともあります。