イラストで分かる「PRPテクニック」

歯科インプラントに関する治療説明『イラストで分かる「PRPテクニック」』についてご紹介します。歯を失ってお困りの方、入れ歯・ブリッジが合わない方は是非ご覧下さい。

更新日:2019/09/24

■目次

  1. PRP (Platelets Rich Plasma) とは?
  2. PRP (Platelets Rich Plasma) の流れ
  3. STEP1
  4. STEP2
  5. STEP3
  6. STEP4
  7. STEP5

PRP (Platelets Rich Plasma) とは?

PRP (Platelets Rich Plasma) とは、多血小板血漿(=Platelets Rich Plasma)と呼ばれる、採決した血液の中から濃縮した血小板を取り出した血漿です。
血小板中の増殖因子(PDGF,TGF-β,IGF,BMPなど)は骨の再生する初期において線維芽細胞の遊走(活発に動くこと)および血管新生(血管から新たな血管枝が分岐して血管網を構築する生理的な現象のこと)を促進し、移植骨の骨への置換を促進します。
血小板中の増殖因子を含む粒状の人工骨は、含まない人工骨と比較して約2倍の骨成熟度を示すという実験結果が得られています。

※血液採血をやらないとインプラント治療ができないということではありません。患者様の骨の状態にもよりますので、医院に相談しましょう。

PRP (Platelets Rich Plasma) の流れ

STEP1

採血を行います。(10~40cc:骨造成量によって変わります。)

STEP2

1分につき、2400回転で7分遠心を行います。
すると、血漿と血球に分離されます。

STEP3

スポイトで2回血漿を集めて、さらに1分で3600回転で10分1を遠心します。

STEP4

血漿部分の分離をします。
これを上方から3/4まで吸い取り、吸い取った部分がPPPになります。

STEP5

吸い取って残った1/4がPRPになります。




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